【(続)補足】日本人は please を使いすぎ!please の本当の意味、ネイティブの感覚とは…
こんにちは。英会話イメージリンク編集部の遠藤です。
先日の記事「【補足】日本人は please を使いすぎ!please の本当の意味、ネイティブの感覚とは」にて「欧米では家族や親友にも please を使う」というご指摘があったことをお伝えしました。
それでは実際にネイティブに聞いてみよう!ということで、アメリカの質問掲示板に「仲の良い男友人に塩を取ってほしい時、Pleaseを使いますか?」という質問を投稿しておりました。今回はその調査結果をシェアさせていただきます。*1
結果報告
「男性の方への質問です。仲の良い男友人に塩を取ってほしい時に please を使いますか?」
Yes | 7 | 54% |
No | 3 | 23% |
Other | 3 | 23% |
回答人数:13人
女性の回答含む。アメリカ、イギリス人などネイティブの回答。
回答内容
YES の意見
たいていは ”Could you please pass me the salt” を使う。男女は関係ない。
ちゃんといつも Please は使うべき。マナーだから。仲の良い友達でも Please は使う。
相手が躊躇せずにお願いを聞いてくれるので、頼む時は Please を使った方が良い。敬意の現れ。男女は関係ない。
Please を付けると敬意を表す。言い方のトーンや状況にもよる。
Please は自然と出てくるもの。みんなが使っているのを見て育っているので、僕たちの文化だから。
男女関係なく使う。
礼儀をわきまえている人なら、仲の良い友人であろうと男女関係なく、何かを頼むときは Please や Thank you は使う。怒っている時や、わざとに失礼に聞こえるようにする時以外はね。ただし、Please と同じように、Thank you に代わる言葉もある。
NO の意見
知り合い程度や知らない人には Please を使う。友達なら状況に応じて。Please を使ったらフォーマルすぎるように聞こえることもある。
少なくとも、アメリカ人の場合は相手によって使ったり使わなかったり。高級レストランや、他人の家では仲の良い友人でも Please は大抵使う。ファーストフードレストランやアメフトのゲームのパーティーでは殆ど使わない。教養、教育やマナーが必要な場合には使うということです。
アメリカでは、地域によっても Please の使い方が違う。友人や家族には Please は使わないが、頼みごとを聞いてもらう事によって相手に不利が発生するような場合には使う。初対面や知人程度の人相手には必ず Please を付ける。
Other の意見
Please の代わりに Could you~ を使っても十分丁寧な場合もある。ただし、塩を渡してもらえば Thank you. はどんな状況でもつける。
どうしても欲しいというわけではないので Please より Could you ~ を使う。友人が「塩を取る」か「他の事をする」か、優先順位を決められるから。どうしてもそのものが必要の時だけ Please を使う。
男女関係なく、ほとんどのネイティブには幼少のころから Please と Thank you. は習慣として身についている。状況に応じて Please~、Could you~、Pleaseなし、などを自然と使いわけている。
追加質問
前記事では「欧米のしつけ」についても話題が挙がっていたので、上記に加えて以下の質問もしてみました。
「両親はPleaseの使い方には厳しかったですか?」
追加質問への回答内容
母親はマナーに厳しかった。父親は礼儀よりも、やらなければいけないことを終わらせることを優先していた。
それほど厳しくはなかったけど、ちゃんとマナーは教えてくれた。殆どいつもPleaseは使っていた。
それほど厳しくはなかったけど、「価値」という事に対して自分の倫理を持っている。"Be good to your friends. And expect they will bring it back to you as well."
Please と Thank you は使うように教えられた。子供にも、物を頼むときに丁寧に言うように教えている。Please と Thank you を言うのはタダだしね。
幼少の頃は、Please を使わなかったら指摘されたけど、使わないからお仕置きをされるというほどではなかった。
一般的には、親は子供に Please を使うようにしつける。それは厳しいものです。他人から「この親は子どもにマナーや教養を教えている」と思ってもらうために、大人では使わない状況でも子供に使わせることもある。
実際に質問を投稿したサイトとページURL
please 関連記事
(おまけ)オンライン個人秘書 Kaori-san のご紹介
本調査は、編集部内ではなく外部の方にお願いしたほうが良いだろうということで、オンライン秘書サービス "Kaori-san" を利用させていただきました。メールベースでのやり取りですが、とても便利なサービスでしたので、合わせてご紹介させていただきます。
メールベースでの依頼というのもイメージしにくいかと思いますので、実際に当編集部から送った依頼メールの文面も転記しておきます。ご参考までにどうぞ。
依頼として送ったメール文面
かおりさん
お世話になります。英会話イメージリンク編集部の遠藤と申します。
先日、編集部で英語表現「please」に関する以下の記事を書きました。http://imagelink.hatenablog.com/entry/2014/09/16/170114
すると、読者のかたから『英でも米でも友達や家族にプリーズ使いますわ。親は子供に厳しいっす』というコメントがありました。http://imagelink.hatenablog.com/entry/2014/09/22/170000
私ども編集部としては編集部内のネイティブに確認の上なので、そこまで間違えていないと思っているのですが、実際にアメリカ人のかたが please をどう使っているのかも知りたいと思っております。(必要とあらば訂正することも検討しております)
そこでネット上の掲示板やアンケートサイトでかまいませんので、以下の質問を投げて、その結果をまとめてレポートいただけませんでしょうか?
▼質問内容
pleaseの使い方について教えて下さい。pleaseは丁寧さを表す表現ですが、「仲の良い男の友だち同士」が飲食店で "Pass me the salt, please." などのように言うものでしょうか?
※補足
できれば母数が多いほうが望ましいです。また結果はそのまま該当ブログに追記として掲載する予定です。そのためレポートには、すぐにブログに掲載できるようなグラフ画像も載せていただけると大変助かります。
*1:「なぜ、いきなり塩?」と思われたかたへ、前記事のやりとりをご一読頂けると理解しやすいかと思います