英語イメージリンク編集部

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『もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか』~真面目に英語を勉強してきたのに手応えがない方にぜひ読んでほしい!

こんにちは。英会話イメージリンク編集部の遠藤です。

 

昨日『もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか』という本を読みました。

もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか

もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか

 

 

当初はタイトルからして、『もしドラ』の二番煎じかなと軽く思っていたのですが、読み進めるに従って、その予想は大きく覆されました。

 

 

断言しますが、このブログの読者さんは、絶対に読んだ方がいいです!それくらいインパクトの強い内容です。少し引用しながら、ご紹介します。

 

「そういえば、先程からお前の足元に『cockroach』がいるぞ」
「え?コックローチ?」
どこかで聞いたことがある英単語だ。そして、何度かその単語をブツブツと繰り返すうちに、私はようやく思い出した。その禁断の日本語訳を。
「え……ゴ、ゴキブリ?」
(中略)
『ゴキブリ』と聞いたら実物をイメージするのに、『cockroach』と聞いたら何故日本語訳をする?そこに、そうしないといけない何らかの理由があるのか?」

※強調は編集部遠藤によるものです。

 

もう、これ以上ないくらい的を得た指摘です。まだcockroachという単語を知らないなら仕方ありません。

しかし、一度学んだことがあるならば、そしてcockroachが苦手なのであれば、『cockroach』と言われた瞬間に跳び上がらないといけないはずです。

 

それが日本語訳しないと理解できない。その原因は英単語を日本語で覚えてしまっているからです。実物(イメージ)と一緒に覚えていないのです。

本書は、英語ができないと嘆く人に対して、実物(イメージ)と紐付いていないものなど使えるわけがないと迫っているのです。

 

「まず救われるべきなのは、学校英語が全くできなかった人たちじゃなくて、『学校での成績が良かったのに、英語が話せるようにならなかった』という人たちなんです。学校で一番真面目に頑張ってきた人たちが英語で報われていないんです。きっと英語も大好きで、頭も良く、センスだってあるはずなのに。これは国家レベルの損失ですよ」

※強調は編集部遠藤によるものです。

 

これまで英語の勉強は頑張ってきた。いまも頑張っている。それなのにいくらやっても実用英語は身につかない…。

洋画も見てみた、NHK英会話も聞いてみた、オンライン英会話も試してみた。勇気を出して実際にネイティブがいる場所にも行ってみた。でも結果はすべて玉砕。

 

日本人の大半とは言いませんが、それでも英語に真面目に取り組んできた人の多くは経験したことがあるのではないでしょうか?

結局は、最初のやり方(日本語に訳して理解しようとすること≒実物イメージと結び付けずに終えてしまうこと)が邪魔をして、時間やお金・やる気を浪費してしまう結果になっていたわけです。

 

本来でしたら、そこまで時間やお金・やる気を注げば身につくはず、いや、身につくべきです。でも、現実はいっこうに英語は話せないし、聞き取れない。

 

そんな泥沼にはまっている日本人を代表しているのが、主人公・桜木真穂です。

彼女の職業は中学校の英語教師。一般的な日本人よりも英文法に精通しています。

しかし、どれほど英文法に詳しくなっても同僚の帰国子女やALTとは英語で話せない。

彼女も人一倍努力はしてきました。でも、英会話に関しては何をやっても上達を実感できない。

 

英会話を習得することに諦めモードの彼女。そんな彼女が日本にいながら、英語を話せるようになるまでの道のり・学習方法を描いたのが本書です。

読んで損はないと太鼓判を押します。英語が話せるようになりたい!という方はぜひ読んでみてください。

 

もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか

もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか