『教えて今井くん』#1 英語で主語に何をもってくればよいの?
▼遠藤
こんにちは。
▼今井&ビッキー
こんにちは。
▼遠藤
みんな、昨日のAll English Dayはどうでしたか?
※英会話イメージリンク編集部では、この5月から毎週木曜日をAll English Dayとして、一日中英語でやり取りをすることにしています。
▼今井
ビッキー、英語上手いよね。どこで勉強してたの?(真顔)
▼ビッキー
アメリカで19年間留学してたかな。
▼今井
えっ、19年!すごいね。アメリカ住みやすい?
▼ビッキー
いや、日本のほうが住みやすいよ。
▼遠藤
はいはい(笑)話を戻して、僕はこの3人のなかでは一番英会話が上手くないわけだけれども、昨日は何か話そうとしたときに適当な主語が出てこなくて「もどかしいなぁ」と結構感じたかな。最初に何の単語を言えばいいのかわからないんだよね。
それで適当に思いついた単語を述べるでしょ?でも、それが主語として適切ではない単語だったりすると、そのあとはどう頑張っても英語で文を続けられなくなってしまうんだ。適切じゃない単語を主語にもってきてしまうと、そこから軌道修正できないんだよね。
で、「どうすれば適切な主語が思いつくんだろう?」と疑問に思ったんだけど、今井くんはこれについて何かアドバイスとかあるかな?
▼今井
難しい質問ですね。(しばらく考えたあと)僕は困ったときは you って単語をよく使っていると思います。
▼遠藤
you?
▼今井
例えば「車の中に帽子がある」って言いたいとしますね。こういうとき最初に in the car が出てきやすいじゃないですか?でも、それじゃあ後が続かないわけですよね。じゃあ、どうしようってことなんですが、そういう場合に、僕は「you」って単語をまず出すようにしているんです。
その後にどういう動詞をもってくるかはケースバイケースですが、今回であればyou can find って言えるわけですね。このように「車」に焦点を当てるのではなくて、「あなた」に焦点をあててしまうわけです。
で、あとはthe hatが来て、最後に in the carが来るわけです。You can find the hat in the car.ですね。
▼遠藤
それ面白いね。言われてみたら、確かに僕はyouっていう単語をあまり主語にもってきていないと思う。日本語でも、あまり「あなたは」や「あなたが」って言わないからね。今井くんはどうやって「youを主語にもってくればいい」って気づいたの?
▼今井
「さっき何々があったよ」のようにモノを主語にもっていきたい場合って結構あるんですよね。で、僕もやっぱり最初はうまく言えなかったので、ネイティブの言っているのを観察したんです。そうすると、連中はそういう状況だと「you」を主語にもってきているなって気づいて、それから自分も使うようになりましたね。
▼遠藤
じゃあ、困ったらyouってとりあえず出しちゃえばいいと。
▼今井
何とかなるかなと思ってですね(笑)実際に結構なんとかなりますし。
▼遠藤
なるほど。いまの話を聞いて、ビッキーはどう感じた?今井くんの方法はネイティブ的には違和感があったりする?
▼ビッキー
いま挙げられた You can find the hat in the car. は大丈夫ですけど、youを使い過ぎたら押しつけられている感じを受ける可能性はありますね。例えば「あそこに飲み物あるよ」と言いたい時は、私なら There are drinks over there. と言いそうな気がします。
▼遠藤
なるほど。there構文は受験でよく習ったやつだね。
じゃあ、今回のまとめですけれど、「you」はとりあえずの急場しのぎには使えそうだなと感じました。ただ一方で、you ばかりを言い過ぎると押しつけがましくなってしまうので、慣れてきたらyou以外にも切り抜ける方法を探っていくべきなんでしょうね。
次回のAll English Dayでは少し意識して、youを主語にもってきてスムーズに文を続けられるようにしてみたいと思います。ありがとうございました。
▼今井&ビッキー
ありがとうございました。