日常英会話が話せるようになるための3つの方法
私の周りの知人も含めて英会話に興味のある方は大体「日常会話レベル」を目標にしている方が多いように思います。「英語で日常会話ぐらいはできるようになりたい」というのは日本人にも浸透してきた感もありますよね。
しかし、いざ実際に英会話を初めて見ると「日常会話」は結構範囲が広くテーマもころころ変わるので日常会話ってなんだっけ?
とわからなくなってしまいがちです。
そうなるとどの範囲から、どのように英会話に関して勉強をしていけばいいのか見失ってしまう・・・
これも英会話をはじめた方にはあるあるの悩みです。
そこで今回は「日常会話」というものの目標の絞り方、そしてどのように「日常会話の英単語」を絞っていくのかその方法について私、英会話イメージリンク編集部の今井の経験からお話したいと思います。
日常会話は自分の生活の延長線上のことだと考える
日常英会話と冠した参考書などをみると大体、
- カフェ
- 観光地
- 職場
などでネイティブと会話する、という状況・環境が設定されています。こういった環境は容易に想像できますが、もし自分がネイティブと話す場所として該当しないのであればそれは自分にとって「日常会話」ではありません。
私自身、ネイティブとの会話は専ら大学の研究室内と武道場*1だったので、私にとっての日常会話の場は研究室と武道場でした。
一般的に研究室や武道場は特殊な環境になるかもしれませんが、私にとってはそここそが日常の場です。参考書に提示された環境を参考にすることも大切ですが、まずご自分が本当に使う場所をリアルに考えてみて下さい。
因みに私の知人はしょっちゅうネイティブとラーメン屋に通っていたので知人にとって日常会話は「ラーメン屋」でした。
このように、どこにも載っていない「マイプレイス」を認識すればこの日常会話はマイプレイスで使える/使えないと判断できる様になってきます。
想像できる日常と、自分の日常は違います
日常会話のオリジナル英単語帳は「自分で」つくる
英会話をしているときに、
あれ?これって英語でなんて言うんだ?
そう疑問に思うことが沢山出てきます。その単語こそがまさに「本当に自分が必要な英単語」です。その後に調べたり、ネイティブに聞いたりしてわかったことを自分のオリジナル英単語帳に書いていきます。
私も英会話をはじめた当初はメモ帳を持っていましたので、やはり自分だけの英単語帳
をつくっていました。例えば
- femto second laser:フェムト秒レーザー
- 365nm near ultraviolet:365nm 近紫外光
- optical tweezers:光ピンセット
などなど。こんなネイティブですら知らない様なマニアックな英単語が載っている単語帳はないので、自分で眺めて一人ニヤニヤしていた思い出があります。
しかし、これだけだとオリジナルと言えどマニアック過ぎて使いみちのない英単語帳が出来上がりそうですが、安心して下さい。そういったマニアックな英単語と共に使用頻度の高い英単語も英会話の中では使わざるを得ないので、オリジナル英単語帳に掲載されていきます。
私が今でも記憶にあるのは
- 365nm近紫外光の照射を間違って天井に当ててしまった
- 実験器具を階段から落としてしまった
ということを言いたかったのに、「天井」「階段」という単語が出てこずに言えなかったことです。後から調べて
- ceiling:天井
- stairs:階段
ということがわかったので、自分のメモ帳にさっと走り書きをしました。
こんな英単語帳売れないだろうな、というのがオリジナル英単語帳です
意外に適当な英語で意味は伝わるということを体験する
英会話の一番のストレスは「伝わらないのではないか」という恐怖感です。しかし、一般に日本人が思うよりは簡単に伝わるものです。
私の場合はわからない英単語をその場でネイティブに聞くことでそのことを実感しました。当然、英語は正しい文法で聞けたわけではないのでチグハグです。それでも案外、相手はわかってくれます。
例えば「高価」という英単語がわからなかったとしたら、こんなやりとりでもネイティブはわかってくれます。
今井:I want to know the word.For example....you can't buy this laser,I can't buy this laser.Because.... money....(言葉が知りたい。例えば・・・あなたはこのレーザーが買えない。私もこのレーザーが買えない。なぜなら・・・お金・・・)
当然、文法も適当ですし聞き方も妥当ではありません。ですがここまできたらネイティブも「高価」という単語が知りたいのだとわかってくれるので「expensive?」と確認してくれます。
このように、適当でも案外相手はわかってくれるものだということさえわかれば、「いつでも言いたいことがわからなければ聞ける」という安心感もできますし、どんどんわからないことをネイティブに聞いてオリジナル英単語帳に追加していくことができます。
質問してこんな風にキレられることはありません
まとめ
今回は
- 自分のおかれた環境を認識する
- オリジナル英単語帳をつくる
- 英語は簡単に伝わる
この3つを押さえることで英会話が上達する、ということを紹介しました。
誰かが設定してくれた環境ではなく、あくまで「自分にとって」日常となる環境を理解し、それを踏まえてオリジナルの英単語帳をつくっていくことで英会話は飛躍的に上達します。
英会話で最近伸び悩んでいる方、これからはじめようとする方は是非試してみて下さい
*1:私、今井は海外の武術をしています