意外に奥が深い!thisとthatのニュアンスの違い
thisというと「これ」、thatというと「あれ」。こんなイメージや日本語訳をで理解している方は結構いませんか?
こんにちは、英会話イメージリンク編集部の今井です。
最近、理解できていると思っていたthisとthatのイメージがネイティブと根本的に少し違ったという経験をしました。
thisとthatというと比較的簡単な単語なので大体わかっている、とみなさんも思われるかもしれません。
しかし、思った以上にthisとthatは奥が深かった!!
そこで私は元々持っていたthatのイメージを修正し、新しいイメージにつくりかえました。*1
今回は、英単語のイメージが違っていた時に修正する方法についてthisとthatの例を使って説明します。
thisとthatの新しい発見になると思いますし、実際の英会話の場でどうやって英単語のイメージを理解するのか、というヒントになると思います。
目の前のものに対してthatを使うの?
ことの発端はネイティブが目隠しをして、私が差し出したものを触って当てる、というゲームをしていた時のことです。
私は友人に手元にあったゴム製の人形を触らせて「これなーんだ?」と聞いたのですが、彼はゴム人形を触って
What is that !?
と言ったのです。
最初は自分の勘違いかな?と思って他のもので試してみたのですが、その度に彼は
What is that!?
というので、これはもしかして自分のthatのイメージは少し違うのでは?とかんがえるようになりました。
結構自信あったのになぁ・・・
thatは「遠くのもの」、thisは「近くのもの」
私の理解ではthatのイメージは手が届かない距離、thisのイメージは手が届く距離というものでした。
例えば、あるモノが何かわかないので聞きたいとき、手が届かない距離にあったら「what is that?」、手が届く距離にあったら「what is this ?」こんな感じで使います。
実際にその確信を得るために、ネイティブが話すthisとthatに注目していた時期がありましたが、ほぼ例外なくイメージ通りthisとthatを使っていました。*2
しかし、彼は少なくとも「目の前に」にあるものに対してthat を使ったのです。
そのことから私が持っていたthatのイメージと、ネイティブのthatは異なるということがわかりました。
仮説をたてる
目隠しをしているとはいえ、目の前のわからないモノに対してthatを使うということは、thatは物理的な距離感だけではなく
、精神的な距離感もカバーするのでは、という仮説をたてました。
「わからない」ので「心理的に離れている」とネイティブは感じるので「that」を使う。そう考えると辻褄があいます。
もしかしてこういうこと?英会話では自分で予想することも大切です
自分の中に落としこんで確認する
thatは精神的に距離感を感じる場合も使える、という考えは日本語を勉強中のネイティブが目の前にある「わからないもの」を掴んで「あれ何?」と日本語で言っていたのがヒントになっています。
案外簡単だ、と思っていた思っていたthisとthatもこういった感覚の違いがあったようです。
英単語は日本語でかっちりとこれ!と覚えるのではなく、なんとなく雲のようなふわふわしたイメージで
まとめ
今回は実際に私が持っていたthatのイメージを実例を基に「修正」した例を紹介しました。
日本語でも単語のイメージは人それぞれ異なると同様、英単語のイメージも人によって異なります。英単語に対し日本語訳をあてて「かっちり」とさせて「これ!」と決めてしまうと、こういう例外が出てきたときに日本語訳では対処できなくなる、という問題点があります。
しかし、この英単語は大体こんなイメージ、というふわふわした形で捉えていると詰、間違って覚えていた時も簡単に修正が聞きます。
これだ!という答えがないといえばないので、不安になるかもしれませんが語学はそんなもの、と思ってやってみるのもいいかもしれません。