「ゴジラが目覚める 英語ができる」 映画GODZILLAで楽しく学べる英会話
ガッジラァァァ
ネイティブ的に「ゴジラ」は言い難いんですかね。こんにちは、英会話イメージリンク編集部の今井です。
今日の金曜ロードシネマクラブは「GODZILLA」が放送されます。楽しみにされている方も多くいるかと思いますが、ハリウッド映画を吹替で観ていると
「この台詞って英語でなんて言うんだろう?」
そんなことがふと気になったりしませんか?
実はそんなことが気になるようになれば、英会話を習得する第一歩を踏み出したも同然です。
そこで今回は映画「GODZILLA」の中で「日常会話で使える」英会話のフレーズや、誰かに話したくなるような英語のトリビア的なものをピックアップしてみました。日本語の意味も一緒に記載しておいたので、映画を見ながら「この台詞は英語でこうやって言うんだ~」と是非楽しんで読んでみて下さい。
我々は"ゴジラ"と呼びます
We call him "GODZILLA"
渡辺謙さん演じる芹沢猪四郎博士の台詞です。
We call ◯◯ △△.
◯◯には対象を、△△にはその対象の名前が入ります。この場合”him”は対象として、”GODZILLA”は"him"の名前となります。
英会話でもよく使うフレーズなので、覚えておいて損はありません。
ネイティブに友人をアダ名も含めて紹介する時
彼はジャーニーって呼ぶんだ
We call him Journey.
などと使ったりします。
他にもこの"We call him"と言う台詞から芹沢猪四郎博士はゴジラのことを「オス」だと思っていることもわかります。このあたりは中々日本語に訳しにくいところですね。
恐るべき怪獣の王(字幕版は恐るべき破壊神)
an ancient alpha predator
芹沢猪四郎博士(渡辺謙さん)がゴジラを説明する時の台詞です。
オリジナルの意味からかけ離れてしまっていますが、ニュアンスとしては「古代の原始的な(初期の)捕食者」という意味になります。
“alpha(アルファ)”は「物事のはじまり」という意味として用いられるので、ゴジラは古代から存在する捕食動物の祖先だよ、ということが言いたいのでしょう。
“alpha”はあまり一般的な言い方ではなく、少し硬いニュアンスを持っているので日常会話の中で頻繁に使うと嫌味な感じがでることもあります。
渡辺謙さんは博士役で登場しているので、使っていても違和感がないということなのでしょうか。
映画「Predator(プレデター)」もそういった背景があってこの様な名前がつけられています。
シュワちゃんは怪物と戦ったり娘がさらわれたりと大忙しです
二体目かもしれません
It could be second bogy.
海上でうごめく怪しげな物体を見つけた時の兵士の台詞です。
"it could be~"は「~かもしれない」と言うときに使うのですが、これはネイティブとの日常会話でもよく聞かれます。
日本語でも「多分ね」という使い方をしますよね?そんな時はまさに"could be"単品で使っている状態です。"could be"だけで使うのは文法としては不完全かもしれませんが、ネイティブは"could be"だけで使うこともよくあります。
蛇足ですが、"bogy"は「化物」という意味です。
こちらのGODZILLAはマグロを食べていたとかなんとか
博士、もし何か意見があるのでしたらお聞かせ願えませんか
Doctor, if you have any other ideas, I am all ears
ウィリアム・ステンツ少将が芹沢猪四郎博士に意見を尋ねる時の台詞です。
"all ears"はあまり聞き慣れない表現ですが、「なんでも聞く準備ができています」という意味です。
直訳すると「私の全身が耳です」ということになり、そこから「なんでも聞きまっせ」というニュアンスがでてきます。
日本語でも
- 面の皮が厚い
- 爪に火をともす
- 腹が黒い
などと言いますが実際に顔の皮が異常に分厚かったり、お腹が真っ黒だったりするわけではありませんよね(笑)でも、その表現からなんとなく「言いたいこと」がわかるこわけです。
英語もこの様に比喩を使うことで意味を伝えることがある、というわけですね。*1。
こういった比喩は私たち日本人と同じ感覚で「ネイティブも同じこと考えるんだ」というものもあれば、全く異なるものもあります。
こういった違いを楽しむのも英会話の醍醐味なので、興味を持たれた方は探してみるのはいかがでしょうか?
*1:ネイティブでも"I am all ears"というフレーズは面白いみたいで"I am all ears"で検索すると面白いものが一杯でてきます