英会話学習者がよく陥る学習を妨げる3つワナ
本当に、この人のように英語が話せるようになるのだろうか・・・?
英語のできる人が近くにいると勉強になるどころか差を見せつけられた気がして逆に萎えてしまう方は多いのではないでしょうか。
私は間違いなくそんなタイプでした。こんにちは英会話イメージリンク編集部の今井です。
こういう場合、映画や漫画の主人公は対抗心を燃やして成長しますが自分はとにかく楽をしたいので、そういう実力差を見せつけられると対抗心がでることはなく、ただ単に
あー今すぐこの人みたいにならねぇかなぁ。ならねぇよなぁ。
と思うだけでした。
こういった気持ちの波を乗り越えて、英会話を早くマスターするためには結局自分なりの学習法を確立することが一番です。
学習法は人それぞれなので「これがいい!」ということは言えませんが、それを確立する前に陥りがちな「ワナ」はご紹介することができます。
そこで今回は、自分なりの学習法を確立する前に知っておきたい「3つのワナ」について解説します。
ぜひ参考にしていただいて、転ばぬ先の杖としていただければと思います。
自分が苦手に感じたら戦わず、逃げる
受験などでもそうですが、弱点克服法ってありますよね。直感的に弱点を潰していくと成長する様に感じがしますが、実は長所や自分が好きな分野を伸ばしても弱点を克服できるって知っていましたか?
◯◯は苦手
だからその分野を勉強するのではなく、まずはその分野は隅において、自分の興味ある分野や得意な分野で勉強する、というのでも十分効果はあります。
私は英会話をはじめた頃、アクセントや発音は本当に苦手で勉強する気にもなれなかったのでずっと無視し続けて、自分の興味ある*1ことだけで英会話をしていました。
しかし、英会話に慣れてくると勝手にアクセントや発音も殆ど意識することなく、自動的に「矯正」され、聞き取りやすいアクセントや発音になっていました。
きっとこれが最初から自分の苦手な分野でやっていたら続かなかったでしょう。
苦手な分野にどうしても目がいってしまうので、立ち向かうことも大切ですが、自分にとって苦手だと感じたら気にせず身をひいて、好きなところだけで楽しむことも大切です。
逃げるのではなく、戦略的撤退
先生のアドバイスでも鵜呑みにせず「参考」にする
「自分より英語ができる」人や「英語の先生」のアドバイスほど役に立ち、危険なものはありません。
本当は先生の意見でも参考として扱うべきなのですが、どうしても信じてしまうのが人情です。しかし、100%信じてしまうとその意見に振り回されてしまうので注意が必要です。
私は(幸い?)英会話に関してはほぼ独学でこれといって「先生」にあたる人はいなかったので、誰にも邪魔されることなく自分なりに英会話で試すことで自分なりの勉強法を身につけてガンガン実力を伸ばすことができました。
逆に、私のライフスタイルでもある武術は、師範や直弟子のアドバイスに振り回されすぎてしまって未だに自分の学習法は確立できていない、という現状があります。
そのため練習をしていても自分の練習ではなく、誰かが用意した練習をしている様であまり楽しくないし、伸びる気配がありません。
これは師範や直弟子が悪いのではなく、あくまで私が他人の意見に振り回されすぎていることが原因なのですが、英会話を学ぶ際も同じことが言えます。
先生の意見を素直に聞くことも大切ですが、その一方で先生がいったのだから、という盲目的な受け入れ方をせず、あくまで「自分の学習スタイル」として受け入れられるかどうか、という視点で聞いてみると振り回されずにすみます。
所詮は参考書もアドバイスもあくまで意見であって、絶対ではありません
他人と自分のレベルを比較しない
他の分野でもよく言われることですが、これは英会話でも同じで他人と自分を比較するのはあまり得策とは言えません。
私は特に自分のレベルと他人のレベルを比較して色々考えてしまう性格なので、英会話をはじめて慣れるまで身近なところに誰もいなかったことは幸いでした。
一度ネイティブ一人に対し、英会話のベテラン一人と私を含めた英会話初心者3人というチャットに参加したことがありますが、ベテランが一方的に一人で話して終わるという最悪なものでした。
周りの初心者に配慮せず一人でベラベラと話していたベテランにはムカついた一方で、「俺はこの空気読めないヤツよりレベル低いのか」「コイツみたいなレベルになるには一体いつになるのやら」と自分の実力をベテランと比較して、卑下(ひげ)してしまったので自分の中で「俺もあんな風になりたい」というモチベーションの維持などには全く役立ちませんでした。
みんな違ってみんないい、とはよくいったものですがまさにその通りです
まとめ
今回は、英会話を学ぶにあたり確立しておきたい「自分流の学習法」を自然に身につける時に、陥りがちな落とし穴である
- 苦手なものは戦わず、逃げる
- 先生・先輩の意見でも鵜呑みにしない
- 他人とレベルを比較しない
この3点について解説しました。
この「陥りがちな落とし穴」は大抵の日本人なら心当たりがあることだと思いますのでぜひご参照していただければと思います。
*1:ミリタリーの分野