パンツの食い込みが自分の英語力を無限に加速させた話
元の英語と日本語訳を比較すると、自分の知っている日本語とニュアンスが一致しないので不自然に感じたり、混乱してしまう
英語に触れているとそんな風になることってありませんか?こんにちは、英会話イメージリンク編集部の今井です。
例えば
しっかり持っていろ!
Hold it tight!
と訳されますが、自分の知っている「持っている」は「have」なので
Have it tight!
じゃダメなのか?
英会話をはじめた頃、私はしょっちゅう自分の知っている日本語訳と元の英語とのギャップに対しこんな様なことを疑問に思っていました。
日本語訳もわかる。元の英語も、なんとなくわかる。
でも、日本語訳と元の英語をきちんと対応させようとするとうまくいかず、逆にわからなくなる・・・
この英語と日本語訳のギャップはかなりの間悩みの種だったのですが、あることをキッカケにその悩みはきれいさっぱりなくなり、それ以降はネイティブのセンスをうまく自分の中に取り込んで理解できる様になりました。
今回は、そのキッカケを紹介したいと思います。
「パンツの食い込み」が英語力を加速させた
冒頭でも少し触れたように、私は英語を一度日本語に訳して理解していたので、必ず英語と日本語を対応させて理解する必要がありました。
ですが、とある英単語を知ったことがきっかけとなり英語と日本語を対応させて理解することに疑問を持ったのです。
そのきっかけとなった英単語は”wedgie”です。
これはパンツがお尻の谷間に食い込んでいる状態を表す英単語なんですが、それに該当する「適切な」日本語が存在しないんですよね。*1
この英単語の意味を知った時に”wedgie”の持つニュアンスと日本語のニュアンスがどうしても一致させられなかったので、
「こんなん日本語に訳せん」と思ったと同時に「他の英単語もそれっぽい日本語訳があるだけで実はニュアンスにズレがあるのでは」と考えなおす様になったのです。
精神を加速させろ!
日本語と英語は水と油
“”wedgie”のおかげで日本語と英語のニュアンスはちゃんと一致しているわけではない、と気づいたわけですが、それでもこの考え方に慣れない間はクセで何回も英語と日本語訳を対応させていました。
そこで私は解決策として、機会があるごとに「日本語と英語は水と油だ」と思うようにすることにしました。
英語と日本語は混ざること(=ニュアンスが一致する)は殆どない、それが当たり前
無理やり日本語で英語を理解しようとするのではなく、そういう考えを自然に身に付けることで、英語と自分の考える日本語のニュアンスがズレていても悩まないようにしたのです。
ドレッシングも油と水なので基本的には混ざりません
英語はそういう表現なんだ、と思うことにする
英語と日本語訳のニュアンスは一致しない、という考えに慣れてくると聞き慣れない英語が出てきても「日本語でこれはどういうニュアンスなんだろう」と考えたり、「英語と日本語訳のニュアンスが一致しない」と悩むことが徐々になくなり、単純に
こういう場面ではこういう言い方をするのか
と思うだけになりました。
例えば、
あとどれぐらいで(仕事に)でかける?
How much time do you have before you leave for work?
ですが、これを素直に自分が知っている「have」と日本語訳を対応させようとすると
How much time do you have before you leave for work?
(仕事にでかける前に)どれぐらい時間を”持って”いますか?
となり、日本語とニュアンスがうまく一致せず悩む原因になってしまいます。
ですが、そもそも日本語と英語は「水と油」なのでそいういうものだ、と思うようにするあれこれ考えず
どれぐらい時間があるか聞くときは英語でこういう言い方をするのか
と、ただ出てきた英語を「そういうものか」と思うだけのシンプルな反応になります。
まとめ
英語を必要以上に「日本語」を使って理解しようとすると、そのニュアンスのギャップに悩むことになります。
「英語は英語のままで理解する」この考え方は最初こそ違和感があると思いますが、慣れてくると逆に日本語で英語を理解するのは複雑な作業だということがわかってくるので、楽して英語を理解できるようになるはずです。
ぜひ試してみて下さい。
*1:説明はできますが、正確に一言で表すのは無理でしょう。せいぜい「食い込み」ぐらいです。因みにですが、日本語のパンツ(下着)に当たる英単語は"under wear"です・・・