英語イメージリンク編集部

『英語イメージリンク』のサブブログ。記事制作のこぼれ話や裏話などメインサイトで扱えないことをアップしていきます。

I’m sorryを「ごめんなさい」という意味以外で使うには

f:id:ImageLink:20140526223700p:plain

こんにちは、英会話イメージリンク編集部の今井です。

 

英単語やフレーズをイメージとして理解するというのはどういうことなのでしょうか?それは会話に出てきた単語やフレーズを「なんかよくわからないけど、この単語(フレーズ)ってこういう状況で使うのか」と、ざっくり前後の雰囲気で理解することだと私は思っています。

例えば、ネイティブ同士の結婚式に出席しているときに、新郎新婦を大喜びさせたフレーズに出会ったならば「なんかよくわからないけど、このフレーズは相手を喜ばすのだな」と理解することができるはずです。

このようなイメージとして英単語やフレーズを理解する方法は、暗記が苦手な方にぴったりの方法だと思っています。暗記が大嫌いな僕が言うのですから、間違いありません(笑)

 

とはいっても、僕も最初からイメージで理解できていたわけではありません。僕が「あっ、英語ってイメージで理解したほうがいいんだな」と感じた出来事を述べてみたいと思います。

 

学生時代、ネイティブと英会話の勉強をしているかたわらでリスニングの自主勉強もかねて海外の映画やドラマの登場人物が英語で何をいっているのか意識しながら聞いていた時がありました。

英語のセリフに耳を傾けつつ、日本語字幕で内容を確認していたんですが、15分鑑賞してまともに聞き取れたのが、”I’m sorry.” だけでした。

その頃は「少しネイティブの言っていることが聞き取れてきたぞ」と自信を持ってきていた時だったので結構ショックだったんですが、それよりも印象的だったのが、その “I’m sorry.” という表現が使われていた状況でした。

 

そのシーンは失恋してわんわん泣いている女の子を友達が抱きしめながら “I’m sorry.” と言っていたのです。しかし、そのときの僕は ”I’m sorry.” は「ごめんなさい」だと思い込んでいました。だから、聞き取ったときに「なんでお前が謝ってんだ?おかしいだろう」と思ってしまったわけです。

でも、字幕には「かわいそうに」と書かれていました。「『ごめんなさい』じゃなくて『かわいそう』?どういうこと?そういう表現もあるってこと?」と、そのとき軽く混乱したのを覚えています。

 その後、別の映画のなぐさめるシーンでも ”I’m sorry.” が使われているのを見て、「あっ!たぶんだけど、”I’m sorry.” は相手をいたわるときに使えるんだな」と気づいたんです。

 

もちろん、“I’m sorry.” は教科書や辞書から「お気の毒に」と覚えることもできます。多くの方はそういった方法で理解しているでしょう。しかし、実際に誰かが泣いている、悲しんでいるという状況と、”I’m sorry.”というフレーズを結びつけたほうが体感的に深く理解できるし、その分だけ応用も効かせやすいんです。

例えば、私がこの ”I’m sorry.” を感覚で理解した後に、研究室で嫌いな先生がミスをしたことがありました。

その現場をたまたまネイティブと見ていたので、私が英語で ”I’m sorry.” とボソッとつぶやきました。すると、彼はニヤッと笑って “You are not really sorry.”(絶対そんな風に思ってないだろ)と返してきたんです。

彼は私がその先生を嫌っていたことを知っていたので、私の言っていることが嫌味だとわかってくれたわけです。

 

このように英語表現を応用して使うためにも、ぜひ英語表現そのもののイメージをつかむように意識してみてください。