英語イメージリンク編集部

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日本人の英語は健全すぎて逆に不健全!?

ネイティブが日本人と会話しているときに「もう少し踏み込んだ話をしてみたい」と思ったりしていることを知ってますか?

実際に編集部のビッキーも「日本人と英語で会話しているとマジメな話題が多すぎて、逆に感情が入っていないように感じることがある」と言っています。

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アレしようぜアレ

下ネタを奨励するわけではありませんが、「愚痴」や「誰かのうわさ」や「悪口」もアリ、というのが普通の会話だと思います。日本人同士で仲良くなるのも、そういった話で盛り上がった時でしょう。それがネイティブ相手となると何故かそういうことを話さず、当たり障りのない「健全な話題」を選んでしまう方が多いようです。

以前のブログに書いたことがありますが、私は大学生のとき、同じ研究室にいた留学生に英会話を教えてもらっていました。その留学生との会話がはずむようになったのは、研究生活の愚痴なども言い合うようになってからです。飛躍的に英会話の能力があがったのも、この頃からだったと思っています。 

以下に私なりにネイティブとの距離を縮めるための話題をまとめてみたので参考にしてみて下さい。

  • 自分の愚痴を言ってみる
  • 自分が笑った話をしてみる
  • 自分の好きな話をしてみる

自分の愚痴を言ってみる

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飲み会では日本人の本音が聞けて面白い byビッキー

ネイティブだって人間です。ゴシップが仲良くなるきっかけになることもあります。実際に外国人が集まるバーにいって話を盗み聞きしていると、大体その手のゴシップネタや仕事の愚痴だったりします。

冒頭で述べたように、研究室の留学生と本格的に仲良くなったのも私から愚痴を言ったことがきっかけでした。英語で解説されている武術のDVDを一緒に見てもらって、私が理解できなかったフレーズを説明してもらっているときのことです。

彼が「What will you use this Martial arts for?(この武術一体なんに使うんだ?)」と聞くので、私は冗談半分で「For pushing around my annoying professor.(研究室のウザい先生をどつきまわすためだよ)」と答えました。この答えが意外にウケて「Which one? A or Y ? (それ誰?Aか、Yか?)」と話が盛り上がって、一気に仲が良くなったのです。

 

教科書に出てきそうなマジメなやり取りだけだと、表面的な会話になってしまいがちです。普段、日本人同士で交わしているような「俺の上司が話の通じないヤツでさあ…」「俺の同期が失敗してそれに巻き込まれてね…」「この前、お客さんに怒られてね…」といった愚痴を少し話してみてください。きっと、ネイティブと本音で話ができるようになって、仲良くなれると思います。

自分が笑った話をしてみる

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下ネタは世界共通 

日本人が面白いと思う話題はネイティブにとっても大体面白いものです。よく「日本人とネイティブの笑いのツボは違う」と言いますが、あまり気にせず自分が「面白い」と思った話をしてみましょう。外すこともあると思いますが、何回か繰り返すうちにネイティブが笑うツボがわかってくるはずです。

実際に私がよく使うネタを挙げてみたいと思います。

I really respect my father. I'm sure bad things happen to him at work, but he never complains at home. I thought about how I could be a strong person like my father, but recently I think I figured it out.

It's because he married my mother.


俺、自分の親父すげぇ尊敬してるんだよね。仕事で嫌なこともあるだろうに一言も家では愚痴を言わないんだよ。どうやったら親父みたいにタフな人間になれるのか考えてたんだけど、最近やっとわかったんだ。

俺の母ちゃんと結婚してんだよね。

男性は結婚すると女性の尻に敷かれるのは世界共通みたいです。こういった「男女ネタ」はネイティブ相手に外したことがありません。他には「失敗談」もネイティブには受けることが多いように思います。

こういった鉄板ネタをストックしておいて試してみてください。会話の醍醐味は「面白かった」「腹が立った」「悲しかった」といった感情を伴ったやりとりをすることだと思います。ネイティブと一緒にぜひその醍醐味を味わってみてください。

自分の好きな話をしてみる

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VSSっていう狙撃銃の話しない?

「相手が興味なかったらどうしよう…」と思う気持ちはわかりますが、まずは相手を巻き込むつもりで自分が好きなモノの話をしてみましょう。自分が夢中になって話をしていると、相手にもその気持ちが伝わります。そうしているうちに、ひょんなことから共通の話題が見つかったりするものだと思います。

例えば、私は研究室の留学生相手に武術の話ばっかりしていました。そんな話ばかりするもんですから、その留学生に「お前休日もずっと練習してんの?」と聞かれたんです。そこで私が「いや、休日はXboxで遊んでるよ」と言うと、「お前日本人なのにXbox派なの?俺はPlaystationやってんのに!」と話が広がり、日米のゲーム観の違いなどで盛り上がったことがあります。

まとめ

どうでしょうか?

日本人となら当たり前にできていることも、いざネイティブ相手だと途端にできなくなって、聖人君子のように振る舞ってしまった経験は誰でもあると思います。

しかし、こちらがそんな状態では、ネイティブの方も踏み込んだ話がしにくくなってしまいます。少しでもいいので自分の方から下世話な話をしてみてください。変な「健全さ」は英会話の上達のためにも、ネイティブと本当の友人になるためにも取り払ってもらえたらと思っています。