オンライン英会話の継続期間に関する調査結果
オンライン英会話はどれくらい継続されているのか?
こんにちは!編集部の遠藤です。
昨年の「英会話教材の継続期間に関する調査」に続いて、オンライン英会話でも継続期間について調査してみました。昨年と同じくランサーズでアンケートを取っています。
設問 |
件数 |
比率 |
申し込んだが、一度も利用せずにやめてしまった |
18 |
16.2% |
3日以内にやめてしまった |
7 |
6.3% |
1週間以内にやめてしまった |
5 |
4.5% |
1ヶ月以内にやめてしまった |
33 |
29.7% |
3ヶ月以内にやめてしまった |
30 |
27.0% |
3ヶ月以上続けられた |
18 |
16.2% |
合計 |
111 |
100% |
最初の1週間で4人に1人が脱落
- 1週間以内に合計27.0%(4人に1人)がやめてしまう。
- 1ヶ月以内に合計56.8%(半数)がやめてしまう。
- 3ヶ月以内に合計83.8%がやめてしまう。
オンライン英会話においても1週間、1ヶ月、3か月で1/4ずつ脱落していく感じで捉えてよいかと思います。1ヶ月でやめる人が多いのは、契約単位が1ヶ月になっているからでしょう。全体的には、英会話教材より脱落率が総じて高いことが特徴です。
特に高いのは「申し込んだが、一度も利用せずにやめてしまった」人の比率です。おそらくは以下のような理由によるのだろうと思っています(ちゃんとしたデータは取っていないので、私個人の経験に基づくものですが…)
- ウェブカメラやSkypeの設定で挫折してしまう。
- 外国人相手に直接やり取りするため、意図が通じなかったらどうしたらいいんだろうと不安がある。
- 講師として誰を選んだらいいのかわからない。
特に問題は「講師として誰を選べばよいのかわからない」ところではないかと思います。申込まで進んでいるので、ユーザとしてもSkypeの設定や外国人とのやり取りは織り込み済みでしょう。そのため実際に講師を選ぶときに脱落しているのではないかと推察しています。
つまり、オンライン英会話では講師の数をたくさん揃えてくれていますが、初心者にとっては多様な選択肢を与えられることで、逆に動けなくなってしまっているのかもしれないということですね。
なんにせよ気軽に始められるオンライン英会話ですが、ユーザが最初のステップを越えられていないことは確かなようです。
しかし、英会話教材とオンライン英会話の継続期間の調査結果がここまで似通ったものになったのには他の理由もありそうですね。編集部としても、もう少し別の要因がないか考えてみようと思います。