日本人はfuckを勘違いしてる!? 使いすぎると痛い人になるから要注意!
Fuck youがカッコイイから中学生の頃は意味もなく使っていた
こんにちは、英会話イメージリンク編集部の今井です。
ネイティブは頻繁に使うのに、教科書には絶対に掲載されない謎の英単語”fuck”
ハリウッド映画やドラマの影響からかアメリカ人は常に”fuck”と言っている、と思っている方も多いのではないでしょうか。
その影響もあってか「fuck使ってる俺イケてる」と思っているのか”fuck”をところかまわずバンバン使う日本人が私の周りでも何人かいます。
しかし、実際は”fuck”もスラングなのでTPOがあって気をつけないといけません。fuckは使いこなせるとこなれた感じがしてカッコ良くなりますが、使いすぎると逆に”痛い人”になってしまいます。
そこで今日はそんな諸刃の剣であるfuckについて解説したいと思います。
そもそもfuckとはなんぞや
fuckの辞書的意味は各自で調べていただくとして、fuckの基本は煽り文句・気に入らないことに対する罵倒表現です。
では、ネイティブにとってfuckはいつ使うものなのでしょうか?共通するのは以下の通りです。
おすすめできない
- 初対面の相手
- 公の場・ビジネスの場
- 社会的に立場が上の相手
使える
- 仲の良い相手
- くだけた場
- 相手を本気で煽る
初対面の相手であったり、社会的に立場が上の人の前で使うのは当然マナーとしてダメです。”fuck”はあくまでも距離感が近いもの同士、気心がしれている間で使う単語です。
また、汚い言葉なのでネイティブであってもやたらと"fuck"を使うのは危ない人、女性が使いすぎるとガサツなイメージを持たれることもありますので注意する必要があります。
英語のプレゼンテーションで"fuck"を使った生徒もいましたが、第二言語とはいえTPOを考えなさすぎです
fuckの使い過ぎはただの痛い人
ものすごく腰が低くく丁寧なのに、英語を話す時はfuckを使いまくる
そういう後輩がいるのですが傍目から見ると、痛い人です。いい子なだけに損をしてます。
私もスラングが大好きなので、英会話を覚えたての頃はスラングをこれでもかと使ってきました。だから彼の気持ちも、男のみなさんが"fuck"を使いたい気持ちはすごくよくわかります。
止めません!ぜひ、"fuck"を英会話でも使ってください!
但し"fuck"はスパイスと同じで、使い方・タイミング・意外性が重要となり、そうそう頻繁に使うものではない、ということを知っておいてほしいと思います。
最近新しくネイティブの友人ができたのですが、会って数日間は当然"fuck"も含めてスラングは使ってきませんでした。しかし打ち解けてきて「こいつ(今井)は自分と話が合うな」と思ったらしく、ここぞというタイミングで友人は「fuck」を使い、笑いをとってきました。
ネイティブですら、ある程度距離感を掴んで使うのが"fuck"です。日本語でも下品な単語をいつも口にだす人はうんざりしますよね。それと同じだと考えると、わかりやいかもしれません。
大学時代に後輩が着ていたTシャツ 留学生の間でも話題になっていたものです
fuckを使うタイミング
一つ、本当にあった話を紹介します。
アメリカ人女性で、大学の教授でもある方が来日した時に、ガイドをしたことがあります。彼女は当然社会的な地位や女性ということもあり、終始穏やかで、知的な話し方をしていました。
そんな彼女と外出することになったのですが、タイミング悪くその日は猛吹雪。吹雪の中を歩かなければいけなかったのですが、そんな彼女が突然
So fucking cold!!
(クソ寒い!)
と叫んだのです。それにつられて周りは大爆笑
これは当然、大学教授、普段の話し方、女性という意外性があって”fuck”がウケたわけです。逆に、前述の後輩が同じことを言ったとしても全くウケることはなかった、というのは想像に難くないと思います。
ウケを狙うのはいいけど、つかい過ぎるとサムいぞ
まとめ
"fuck"は爆発力のある単語です。なのでちゃんとしたタイミングで使えるとネイティブを大爆笑させることもできます。
一見、適当に使っていそうなネイティブもきちんとTPOをわきまえてつかっています。ただし、それは日本語のスラングと同じ感覚なので英語だから特別違う、ということはありません。
fuckは用法と用量を守って使いましょう
*1:欧米は日本に比べてフレンドリーではあるものの、あくまで「日本に比べて」なので確実に距離感はあります。そのため初対面で”fuck”の使用はオススメできません