ネイティブと心の通った楽しい英会話がしたい!そんな方に知っておいて欲しい心構えとは!?
ネイティブとの英会話で同じ様なテーマの会話だけでは、中々盛り上がることはできない。
何を今更、と言われてしまいそうです。しかし、一度英会話というテーマに入ってしまうと、どうしてもそのあたりに気づけなくなってしまう方が沢山います。私もその中のひとりで、当初はそのことに気づけずにいたためネイティブとの会話も盛り上がりに欠けていました。
こんにちは、英会話イメージリンク編集部の今井です。
武術の話だけしたって盛り上がらない
私が英会話をはじめたころ、武術という共通の話題を通じて知り合ったネイティブA(以下A)とはいつも(カタコトの)英語で武術の話「だけ」をしていました。
これはAも武術の話が好きだろうという前提があったからです。今になって思えば武術の話しかしない自分に付き合ってくれたAは相当忍耐強ったんだろうな、と思うフシが多々あります。
そんな武術の話しかしなかった私ですが、ある時ちょっとした転機がありました。Aのところに別のネイティブB(以下B)がやってきて暫くAとBの二人で雑談をしていたのですが、明らかにAはBのときの会話の方が楽しそうだったのです。
当時私は英会話初心者だったので会話の詳細まではわかりませんでしたが、Bとは他愛のないことで笑い合っていることは理解できました。
Aとは知り合って一ヶ月以上過ぎた頃でしたがAはBと会話する時はこんな笑い方をするんだ、こんなリアクションをするんだ、と新たな一面を見ることができた一方で少し置き去りにされたような疎外感も感じました。
その時、私はもっとAと仲よくなってBのように馬鹿な話をして一緒に笑いたい。
と強く思うようになりました。また、私は英語を話すことに精一杯でそこまで頭が回らず、むしろAは武術好きなので武術の話だけしていれば大丈夫だと考えていたフシもあったことにも気が付きました。
日本人同士ならそんなことは絶対考えないのですが、今にすればどうも英会話に集中しすぎていたのかもしれませんし、ネイティブをきちんと人として見れていなかったようにも思えます。
共通のテーマを考える
ネイティブとももっと面白い話をして盛り上がりたい!
そこから少しずつ武術以外でAと笑って会話するために必要な共通の話題はなんだろう?ということを考えはじめました。
小難しいことも考えたりもしましたが、結局最初は自分が25年以上生きてきて((当時は25歳前後でした))、自然と気になっていた英語や彼らの文化への疑問をぶつけてみればいいじゃん、ということに落ち着きました
例えば
- アメリカ人っていつもハンバーガーとピザばっか食べてるの?
- フルハウスっていうドラマではみんな靴を脱がずにそのままベッドに寝転がってたけど本当なの?だとしたら犬のウンコ踏んだ後とかどうしてんの?
- 英語の歌ってネイティブは全部聞き取れてるの?(ずいぶん前に洋楽でリスニングの勉強しようとして全く聞き取れずギブアップしたことがあるので)
などです。
USA!USA!
ピックアップした疑問の中には自分でも「我ながらアホなこと考えてるなあ」というものあって、ネイティブに「コイツ大丈夫か」と呆れられてしまう可能性もあったのですが、それでも共通の話題をとりたかったので勇気を出して色々と聞いてみることにしました。
しかし、自分の持っている疑問を率直にネイティブに聞いてみると、自分が考えていた悩みとは裏腹に面白いことがわかる様になってきました。
それはネイティブにも自分たちが日本人にどう思われているか知りたがっているということや日本人に聞きたいけど馬鹿にされそうで聞けないというものがある、ということです。
特にアメリカ人は個人主義で周りからどう思われても気にしない、というイメージがあったのですが、それは違って個人差はあるといえど周りからどう思われているかは気になるようでした。
例えばAの場合「アメリカ人はハンバーガーばかり食べているのか」という質問に対し「やっぱりアメリカ人はカウボーイハットを被って、HAHAHA!と笑いながらハンバーガーを食べてるイメージなのかな?」と言ったりしていました。
そして私がこういった質問をするようになると、Aの方もポツポツと「笑わないんで欲しいんだけど、日本人って朝ごはんってなに食べるの?」とか、「ランドセルって俺が使うと変かな?お洒落で使ってみたいんだけど日本人から見たらランドセル使ってるアメリカ人ってどう?」など中々他の日本人には聞けないような質問もしてくれるようになってくれました。
このあたりから、Aと私は急速に仲が良くなっていったような気がします。このあとは、前よりもAとはぐっと砕けた雰囲気で英会話をできるようになったし、なにより英会話がすごく楽しくなりました。
それ以降突然英会話力が伸びた、という話はないのですが、英語会話自体を楽しいと感じられるようになったのです。この時、はじめて私の中で英会話が「勉強しなければならないもの」から「楽しむもの」というものに変わりました。
英会話をつまらないと感じている方、是非こんな方法もあるのだと頭の片隅にでもおいておいて下さい。
最後に、自分が当時考えていたネイティブへの質問をいくつかピックアップしておきます。
- 英語にも方言ってあるの?
- 日本語って向こう(アメリカ)では需要あるの?
- 日本人の男ってアメリカでモテる?
- 黒帯って男らしいステータスの一つらしいけど、ホント?