つまらない英会話を次もやってみたいと思える英会話にする方法を知ってますか?
ネイティブが話す内容に興味ないときはどうしてた?
最近英会話教室にいきはじめた知人に上記の様な相談を受けました。
こんにちは英会話イメージリンク編集部の今井です。
知人の趣味は釣りなのですが、英会話教室ネイティブの趣味は写真撮影らしく全くといっていいほど話が噛み合わないのだそうです。
向こうは仕事でもあるので話は合わせてくれるものの、趣味が違いすぎるということ、知人の英会話の実力がまだまだであるということとなどが原因でイマイチ盛り上がりに欠けるようです。沈黙もあるようで
「学びがあるのならまだしも収穫がないまま終わりそうだ」
そう友人は愚痴っていました。
実際私もネイティブと話が噛み合わず、苦労したことが何度かありました。そこで今回は私が経験した「つまらない話からネイティブから学ぶ方法」をご紹介します。
是非参考にしてみて下さい。
宗教の話は・・・
ちょうど私と仲のよかったアメリカ出身のネイティブ二人は「プロテスタント」と「カトリック」でした。しかし二人はそこまで熱心ではなく、たまたま自分の住んでいた地域が「プロテスタント」と「カトリック」というぐらいのものだったようです。
そのためかそれが理由でお互いに仲違いをしたり、言い合いになることはなくむしろお互いに教えられた考え方の違いや自分の解釈についてよく熱心に話し合っていました。
しかし、たまらないのは私の方です。もともと私は宗教にあまり興味がないのでそちらの分野の知識に乏しく*1、更に宗教の話によく使われる英単語もわからないので完全にアウェイの状態でした。
日本人は本当に無神論者なのか気になっているネイティブは一杯います
つまらない話からでも自分が入り込めそうな話題を考える
ネイティブ二人が宗教の話をはじめたら内容はわからなくても、そういう話をしはじめた、ということはわかったのであーあ、はじまっちゃったよという感じで嵐が過ぎ去るまで待つ様な心境で「早く終われよ」といつも思っていました。
しかしある時、
- ネイティブって仏教のことどう思ってるんだろう?
- アメリカでの仏教ってどんな感じ?
- 日本人のクリスマスってどう思ってる?
と宗教とは無縁だと思っていた自分にとって「聞いてみたい」ことがふと頭をよぎったので、盛り上がっている二人の間に割って入りたどたどしい英語で聞いてみました。
- What do you think about buddhism?
- How about buddhism in America?
- What do you think about Japanese Christmas?
すると、ネイティブたちは一瞬会話を止めて、待ってましたとばかりに真面目に答えてくれたのです。
宗教の話をしたいネイティブは多い
ネイティブはこちらにわかってもらうために説明してくれる
一方的に教えてもらうということは友人同士ならなおさら、先生-生徒という関係であったとしても引け目を感じてしまいますが、前述のようにネイティブの琴線に触れる質問の場合、ネイティブは「どうしても伝えたい」という気持ちになって熱心に教えてくれることがわかりました。
毎回、この単語ってどういう意味?と聞くことで会話を止めることは面倒ですし気が引けますが、ネイティブが「説明したい」と思うような質問をした場合、そういった質問でも熱心に教えてくれます。私の場合、彼らがよく使う単語で
- atheist
- religion
この2つが全くわからなかったので思い切って聞いてみると
「"atheist"はキリスト教も信じず、仏教も信じず、なにも信じない人」
という説明をしてくれたのでそこから「無神論者」という意味で、
「"religion"は君は仏教だろ?私はプロテスタントだ。あいつはカトリックだ」と説明してくれたので「宗教」という意味だとわかりました。
このように、本来ならいちいち聞くなよと思われるような質問でも、ネイティブが「説明したい」と思ってくれれば簡単に聞けるということがわかりました。
説明させてくれ!という気持ちありますよね。それをネイティブに持ってもらいます
向こうも聞きたいことを聞いてくる
こちらの質問に答えてくれた後は向こうもこっちに聞きたかったことを聞いてきてくれます。私の場合、
- 日本人はキリスト教のことをどう思っているのか
- プロテスタントとカトリックの違いの説明はできるか
- どうして日本人はクリスマスではなくクリスマス・イブを重視するのか
などを質問されました。当然こちらも聞かれたので「説明しよう」という気持ちになってあらゆる表現を使って説明しようとしましたし、場合によっては自分で勉強して日にちをあけてネイティブに伝える様なこともしていました。
何回かそういったことを繰り返していくと不思議とネイティブの話す「宗教の話」の内容がだんだんと英会話の実力含めわかってくる様になったのです。
英会話学習者はエスパーだった・・・?
まとめ
今回はアウェイ感のある会話にどうやって自分を巻き込んでいくか、という方法をご紹介しました。
ネイティブも日本人に聞きたいことがあるけど「どのタイミングで聞こう」とずっと心の中に秘めていることが案外、あります。
こちらからそういった場をつくることでネイティブとの関係を更に深く、そして英会話の実力をあげることができるようになります。
少しハードルが高い様に聞こえますが、「今の実力で英会話を話そうとする」というは英会話をマスターする上で重要な経験だと思うので是非トライしてみて下さい。
*1:今でもありません