英語イメージリンク編集部

『英語イメージリンク』のサブブログ。記事制作のこぼれ話や裏話などメインサイトで扱えないことをアップしていきます。

ネイティブと話がしにくかったら日本人同士で英会話をしよう!

こんにちは、英会話イメージリンク編集部の今井です。

「英会話にチャレンジしてみたいけど、ネイティブと話すのはハードルが高く感じてしまうんです。どうしたらいいですか?」と相談されたことがあります。

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こまけぇこたぁいいんだよ!殺されやしねぇって、とにかく実践だ!

僕は大人なので「一緒に英会話をしてくれる日本人の友だちを探したらどう?」と真面目にアドバイスしました。

この方のように「英会話には興味があるが、ネイティブと話すことに躊躇してしまう人」は多くいると思います。そんなときは、ネイティブではなく「英語のできる日本人」や、「一緒に英語を勉強できる友人」と英会話をしてみるのが、案外気づきにくい上達への近道です。初心者であればあるほどメキメキと実力が伸びます。

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徳島大学のモニュメント。何を意味しているかわからない

その効果を実際に私が目にしたのは、徳島大学で一年生向けの英語の授業のアシスタントをしていた時です。坂田先生という先生が受けもつその授業では、最初に隣の席の人と2分ずつお互いに英語で会話をします。学生さんたちは受験をパスしているので、ひと通りの知識はあるものの、英会話に関しては初めての人がほとんどです。

当然最初は恥ずかしさもあって、かなりたどたどしいものでした。しかし、授業の1クールが終わるころには、なんとか自分の言いたいことを英語で言えるようになっていました。これには本当にびっくりして、素直に「すげぇ!」と思いました。

1クールの授業は15回です。1回の授業につき2分なので、合計30分しか話していないのですから、時間のわりには相当な上達です。生徒さんたちも多分、この授業の後にはネイティブと話すのも前ほどは怖くなくなっていたと思います。

 

日本人同士の英会話になぜこのような効果があるのでしょうか。私なりに考えてみたそのメリットは次の3点です。

  • ネイティブと話すのと比べて気後れしないで英語で話せる
  • 日本人同士だと話題を見つけやすい
  • お互い言いたいことがわかりやすい

 

ネイティブと話すのと比べて気後れしないで英語で話せる

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一緒に勉強してイラつかない相手を探しましょう

どういうわけか、日本人はネイティブと話すと緊張する人が多いと思います。

私は研究室時代は不良研究生だったので、研究分野においては先生に褒められることはただの一度もありませんでした(笑) そんな私が褒められたことがあります。それは学会で外国人相手でも怯むことなく話をしたからでした。私が褒められてしまうくらい、日本人はシャイなんだと思います。

しかし、日本人相手なら気後れしなくてすみます。最初は「英語を話す自分」に対して恥ずかしさを感じるかもしれませんが、何回か経験するうち自然と気にならなくなりますよ。

日本人同士だと話題を見つけやすい

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無理に共通の話題を探そうとするより、取り敢えず言いたいことを言ってみるのも1つの手

ネイティブ相手だと「どんな話題を話せばいいのかわからない…」というのも悩みの1つだと思いますが、日本人相手なら大丈夫です。普段話している内容を英語にすればいいんです。

それでも、きっと最初は複雑な話はできないと思います。言いたいことが表現できず、やきもきするかもしれません。でも大丈夫です。徐々に慣れていくので自信を持って続けていって下さい。

お互い言いたいことがわかりやすい

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同じ日本人でも話題が通じない時もある

お互いにつたない英語でも、日本人同士なら同じ文化を背景としているので、なんとなく言いたいことはわかるというメリットもあります。

とは言っても、どうがんばっても英語では言えない、ということはあると思います。そういう時は日本語で自分の言いたいことを説明しましょう。相手からなにかアドバイスをもらえるかもしれません。

私も経験がありますが、どうしても言えない表現というのは必ずでてきます。その時はさっとメモをとって記録しておきましょう。いずれ聞く機会がでてきます。「これを英語でなんというのか早く知りたい」と思いが強くなれば、それがネイティブと話すきっかけになるかもしれません。

 

ちなみに、私が今でも覚えているどうしても英語で言えなかった表現は「それは自分に説明させてくれ」でした。「Can I explain…」でも、「I can explain…」でもありません。「I want to explain…」だと通じますが、なんか違うそうです。

『「俺に説明させてくれ」を英語で言うには、どうやって言えばいいんだ?』ということを、そもそも英語で説明できないので、長い間わからないままでした。

わからない間もそれを言うチャンスはくるわけで、それが言えないばかりに「ここは俺の出番だ!」と思うところでも話に割りこめず、「また俺が説明できるチャンスをのがした!!」とイライラした記憶があります。

※ちなみに「俺に説明させてくれ」は「Let me explain!」です。

まとめ

日本人同士で英会話の練習、というと「日本人同士でやったところで間違った英語を覚えるだけだ」という気がするかもしれません。でも英語を話すことに対する抵抗感を取りのぞき、英語を自分の中から引き出すスタートとしては、すごく良い方法です。

今回の学習法は、もちろん日本人のパートナーを見つけなければいけませんが、それさえクリアできれば、とても実践的な学習法です。一週間のルーチンの一つに組み込んでしまえば、お互いにサボれないのでモチベーションを維持する良い機会にもなります。是非チャレンジしてみてください。