英語イメージリンク編集部

『英語イメージリンク』のサブブログ。記事制作のこぼれ話や裏話などメインサイトで扱えないことをアップしていきます。

日本人が使いがちなネイティブに距離を感じさせてしまうフレーズとは?

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今回と次のブログでは日本人とネイティブの間に「共通する感覚」の話をしたいと思います。この共通する感覚を理解することで、ネイティブとの距離も理解できるようになります。

 

 Do you like~? と好みを尋ねられた時、好きならば Yes,I do. 嫌いなら No I don'tと答える。

日本人ならお馴染みのフレーズですね。この Yes I do / No I don'tには微妙に丁寧なニュアンスがあることを知っていましたか?そのため、特に家族、友達など親しい関係ではほとんど使いません。大体 Yes / Noで済ませてしまうんです。

 

英語も日本語と同じで基本的には言いたいことを長く言い回すことで丁寧な表現をします。

Do you like~? という質問にYes / Noで答えれば相手には伝わるのに、そこにわざわざ  I do / I don'tとつけることで微妙な丁寧さがでるというわけですね。

 

日本語を思い出してみて下さい。初対面の人に対してはできるかぎり丁寧な言葉づかい,つまり長い言い回しの表現を使いますよね。そして仲良くなってくるにつれてそういった丁寧な長い表現は使わなくなってきます。英語も同様で、仲良くなるにつれて表現は短く、シンプルになっていきます。

逆に英語も日本語と同様、言いたいことを端的にいうのは「失礼」になってしまうことがあるのも注意が必要です。

 

例えば誰かが Do you have the time? (今,何時ですか?) とあなたに尋ねてきたとします。あいにく、あなたも時間はわからない時はどうしますか?

 当然Noを使うわけですがその時に「No」とだけ答えるとかなり冷たく聞こえます。No I don't,できれば Sorry, No I don'tの方がよいでしょう。

人間関係の距離感などは個人の判断によりますので一概には言えませんが、基本的にはこういう感覚がネイティブにも共通してある、ということを頭の片隅にとどめておくといいと思います。

 

英会話イメージリンク習得法ではその名の通り,ネイティブの英語イメージを理解することを目的としています。ですが、時折日本語と英語の違いを比較することは両者の文化を理解するいいきっかけになることがあります。

 

「英会話イメージリンク習得法」執筆アシスタント 今井