英語イメージリンク編集部

『英語イメージリンク』のサブブログ。記事制作のこぼれ話や裏話などメインサイトで扱えないことをアップしていきます。

英会話はこれで完璧!初心者や苦手な人に送る最強のフレーズとは

英語を話すネイティブはやたら強気で、英語が話せない我々日本人は下手にでる・・・

何かあると

WHAT!?

と大声で聞き返される、ここは日本なのにどうしてこちらがヘコヘコしなければいけないんだ!?

なんて描写、一昔前のマンガにありましたよね。

流石にこれは誇張ですが、ネイティブを前にするとやっぱり緊張して下手にでちゃう方が大半なのではないでしょうか。

こういう緊張感は大体、「何か話さないと!」という焦りからはじまるのですが、意識したり、適切な対処法を持っていないと中々なおらないところでもあります。

そこで今回はこういった焦りをうまく逃す効果的なフレーズをご紹介します。

伝える時間がない=焦る原因

英会話をはじめたころ、私もご多分に漏れずネイティブの前ではすごく緊張していました。

ネイティブ自身は意外に気にしていないのですが、間があいてしまったり、沈黙ができてしまうと勝手にこちらが「何か話さないと!!」と思い込んでつい焦ってしまい、でも表現する能力もないししどろもどろになって頭が真っ白になってしまう・・・

そんな感じです。

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タイム・イズ・マネーではないですが、英会話ではある程度速度が重視されます

日本人は特に沈黙ができてしまうと「相手に悪い」と感じてしまうので尚のこと焦りやすい様に思います。学校の授業やテストのように時間がとれ、自分だけでなんとかなるのなら慣れているのでいいのですが、英会話はそうもいかないのもネックです。

余談となりますが、知り合いの英会話教室の人気ネイティブ講師はこういう「間」ができてしまった時に日本人をうまくサポートできる方が多いようです。

 

伝える時間をつくるための最強のフレーズ

伝える時間が十分にとれれば落ち着いて考えることができます。そのために私が英会話初心者だったころ、しつこいほど使った最強のフレーズをご紹介します。

なんて言えばいいのかな

What can I say・・・

 どうやって説明すればいいのかな

How can I explain・・・*1

 このように上記2つのフレーズを何か悩んだら馬鹿のひとつ覚えの様につかっていました。

これを使うとネイティブは「言いたいことが言えないから悩んでいるんだな」ということがわかってくれるので、こちらは無駄に気を使って焦らなくてよくなります

また、ネイティブに対しても話を聞くという意識だけでなく「なにをいいたいのか」と考えてもらえるように仕向けることができるので会話もぐっと楽になります。

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ネイティブに「考えてもらう」というのも大切!

沈黙を勉強の機会に使う

自分が言えなくなった表現というのは明らかに「自分に足りていない部分」だといえます。つまり、沈黙の時こそが大きくステップアップするチャンスなので是非、前述の2点のフレーズを使い冷静に「どんな方法を使えば」ネイティブに伝わるか試して見てください。私は今でも覚えているだけで

  • 前後
  • 卒業証書
  • 腕立て伏せ

などの英単語をネイティブとのコミュニケーションから聞き出すことに成功しました。

実際にネイティブにも沈黙の期間であったとしても英会話に参加してもらうことで英単語や文法を教えてもらう機会が増えました。

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相手が悩んでいるときはほかごとを考えているネイティブも多いそうですよ

 

まとめ

今回はどうやってネイティブとの沈黙に慣れ、学習していくのかという方法をご紹介しました。

日本人はどうしても「相手に悪い」という気持ちが強いため英会話での沈黙に耐えることができず、「とりあえず話してみる」ということをしてしまいます。

これ自体は悪くないのですが、緊張してしまっている状態で行うと逆効果となりえます。そこで今回はそういった緊張を無くすための魔法のフレーズをご紹介しました。

*1:こちらのフレーズは正確な文法ではないのですが、意味は通じますしネイティブに英語が得意でないというニュアンスも同時に伝えることができます

日常英会話が話せるようになるための3つの方法

私の周りの知人も含めて英会話に興味のある方は大体「日常会話レベル」を目標にしている方が多いように思います。「英語で日常会話ぐらいはできるようになりたい」というのは日本人にも浸透してきた感もありますよね。

しかし、いざ実際に英会話を初めて見ると「日常会話」は結構範囲が広くテーマもころころ変わるので日常会話ってなんだっけ?

とわからなくなってしまいがちです。

そうなるとどの範囲から、どのように英会話に関して勉強をしていけばいいのか見失ってしまう・・・

これも英会話をはじめた方にはあるあるの悩みです。

そこで今回は「日常会話」というものの目標の絞り方、そしてどのように「日常会話の英単語」を絞っていくのかその方法について私、英会話イメージリンク編集部の今井の経験からお話したいと思います。

日常会話は自分の生活の延長線上のことだと考える

日常英会話と冠した参考書などをみると大体、

  • カフェ
  • 観光地
  • 職場

などでネイティブと会話する、という状況・環境が設定されています。こういった環境は容易に想像できますが、もし自分がネイティブと話す場所として該当しないのであればそれは自分にとって「日常会話」ではありません

私自身、ネイティブとの会話は専ら大学の研究室内と武道場*1だったので、私にとっての日常会話の場は研究室と武道場でした。

一般的に研究室や武道場は特殊な環境になるかもしれませんが、私にとってはそここそが日常の場です。参考書に提示された環境を参考にすることも大切ですが、まずご自分が本当に使う場所をリアルに考えてみて下さい。

因みに私の知人はしょっちゅうネイティブとラーメン屋に通っていたので知人にとって日常会話は「ラーメン屋」でした。

このように、どこにも載っていない「マイプレイス」を認識すればこの日常会話はマイプレイスで使える/使えないと判断できる様になってきます。

日常 (10) (カドカワコミックス・エース)

 

想像できる日常と、自分の日常は違います

日常会話のオリジナル英単語帳は「自分で」つくる

英会話をしているときに、

あれ?これって英語でなんて言うんだ?

そう疑問に思うことが沢山出てきます。その単語こそがまさに「本当に自分が必要な英単語」です。その後に調べたり、ネイティブに聞いたりしてわかったことを自分のオリジナル英単語帳に書いていきます。

私も英会話をはじめた当初はメモ帳を持っていましたので、やはり自分だけの英単語帳

をつくっていました。例えば

  • femto second laser:フェムト秒レーザー
  • 365nm near ultraviolet:365nm 近紫外光
  • optical tweezers:光ピンセット

などなど。こんなネイティブですら知らない様なマニアックな英単語が載っている単語帳はないので、自分で眺めて一人ニヤニヤしていた思い出があります。

しかし、これだけだとオリジナルと言えどマニアック過ぎて使いみちのない英単語帳が出来上がりそうですが、安心して下さい。そういったマニアックな英単語と共に使用頻度の高い英単語も英会話の中では使わざるを得ないので、オリジナル英単語帳に掲載されていきます。

私が今でも記憶にあるのは

  • 365nm近紫外光の照射を間違って天井に当ててしまった
  • 実験器具を階段から落としてしまった

ということを言いたかったのに、「天井」「階段」という単語が出てこずに言えなかったことです。後から調べて

  • ceiling:天井
  • stairs:階段

ということがわかったので、自分のメモ帳にさっと走り書きをしました。

The Science of Getting Ripped: Proven Diet Hacks and Workout Tricks to Burn Fat and Build Muscle in Half the Time (English Edition)

 

こんな英単語帳売れないだろうな、というのがオリジナル英単語帳です

意外に適当な英語で意味は伝わるということを体験する

英会話の一番のストレスは「伝わらないのではないか」という恐怖感です。しかし、一般に日本人が思うよりは簡単に伝わるものです。

私の場合はわからない英単語をその場でネイティブに聞くことでそのことを実感しました。当然、英語は正しい文法で聞けたわけではないのでチグハグです。それでも案外、相手はわかってくれます。

例えば「高価」という英単語がわからなかったとしたら、こんなやりとりでもネイティブはわかってくれます。

今井:I want to know the word.For example....you can't buy this laser,I can't buy this laser.Because.... money....(言葉が知りたい。例えば・・・あなたはこのレーザーが買えない。私もこのレーザーが買えない。なぜなら・・・お金・・・)

当然、文法も適当ですし聞き方も妥当ではありません。ですがここまできたらネイティブも「高価」という単語が知りたいのだとわかってくれるので「expensive?」と確認してくれます。

このように、適当でも案外相手はわかってくれるものだということさえわかれば、「いつでも言いたいことがわからなければ聞ける」という安心感もできますし、どんどんわからないことをネイティブに聞いてオリジナル英単語帳に追加していくことができます

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質問してこんな風にキレられることはありません

まとめ

 今回は

  • 自分のおかれた環境を認識する
  • オリジナル英単語帳をつくる
  • 英語は簡単に伝わる

この3つを押さえることで英会話が上達する、ということを紹介しました。

誰かが設定してくれた環境ではなく、あくまで「自分にとって」日常となる環境を理解し、それを踏まえてオリジナルの英単語帳をつくっていくことで英会話は飛躍的に上達します。

英会話で最近伸び悩んでいる方、これからはじめようとする方は是非試してみて下さい

*1:私、今井は海外の武術をしています

英会話を安く、しかも効果的に習得できる方法は男女の違いジョークにあった!?

  • ネイティブに会わないと英会話を学べないのか?
  • 学習書を買わないと英会話は学べないのか?

これって結構重要ですよね。

こんにちは、英会話イメージリンク編集部の今井です。
英会話をしようとしても毎日ネイティブに会えるわけでもないし、モチベーション以外にお金だとか現実的な問題もついて回ります。

そこで今回は

  • 直感的
  • 真剣にやる必要がない
  • 詰め込み式ではない
  • 勉強って感じがしない

ということに焦点をおいて実際に私が実践していたスキマ時間にできる英会話学習法を具体例とともにご紹介します。

簡単な英文から英会話に活かせるフレーズって結構あるので是非ご一読下さい。

1.まずは面白そうなジョークを探す

私の場合は「joke funny」などで画像検索して、出てきた英文を読んでいました。

joke funny - Google 検索

ジョークは万国共通で「短い」ことが売りなので、英文が苦手でもなんとかわかりますし、なにより画像とセットで書いてあることが多いので英語が苦手でもなんとなくわかります。

パッと見て直感的に

  • 面白そう
  • 読めそう

と思ったものに注目して探していきます。

2.気になったジョークを読んでみる

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これは私が好きな男女の違いをネタにしたジョークですが、パッと見てそこまで文字の量が多くなく、難しそうな単語や表現もなさそうなので、先ほど説明した「面白そう」「これなら読めそう」という条件に当てはまるのでこれを読んでいくことにします。

このジョークのテーマは

シャンプーを買うときのの違いについて

です。この画像にはこのようなことが書いてあります。

How women choose their shampoo

This one says that it gives hair volume and I think I need that.But that one says it maintains vitamins and keeps the hair looking healthy.Hmmmm.

女性はどのようにシャンプーを選ぶのか

これはヘアーボリュームを増やすって書いてあるし、これがいいかも。でもこっちのは主成分にビタミンが入っていて髪の毛を健康的に見せるって書いてある。うーん・・・

How men choose their shampoo

This one says shampoo.

男性はどのようにシャンプーを選ぶのか

シャンプーって書いてあるし

欧米でもそんな感じなのね、とニヤっとできます。

さて、このジョークの文章を読んで私が「あ、英語ってこう言う表現をするのね」と感じる部分、つまりハイライトになる部分は

「says」

です。

says

学校で

  • He says
  • She says

などは習った記憶があったのですが、表記として書いてあるという時に「say」を使う、ということは習ったことがなかったので、私にとってここはハイライトとなります。

it says shampoo

これは普通に訳すと

それはシャンプーと言っています

なんていうよくわからない訳になって違和感がものすごくでるのですが、画像からも

「シャンプーと書いてある」

という意味だな、ということが推測できます。

そのことから英会話で「○○って書いてあるよ」ってことが言いたければ「say」を使えばいいのか、と新しくわかったことになります。

それではもう一つ例題を挙げます。これもまた男女の違いですが、テーマは

の友情の違いについて

です。

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Girl friendship

Oh my god I love you guys

lasts 2-3 years

女の子の友情

ああもう、あなたたち最高よ

もって2-3年

Boy friendship

Bich! Asshole!

lasts forever

 男の子の友情

この野郎! クソ野郎!

永遠に続く

 まあ、なんとなく言いたいことはわかるジョークです。

さて、このジョークの文章を読んで私が表現として気になるのが

「last」

です。

last

last、というと「ラストチャンス」などと言うように、「最後」という意味を日本人としては想像してしまいますが、それだとジョークの意味がわかりません。

画像とジョークから判断していくと「今から」という意味がありそうです。

最初は

  • last 2-3years→最後の2-3年ってどういうこと?
  • last forever→lastって最後って意味なのにフォーエバーってどういうこと?

と考えたりしていたのですが、「last」ってもしかして「今から」という意味があるのかな・・・?と考えると辻褄があうことに気が付きました。

 そこで、「現時点から物事が終わる時までの期間を表すときはlastを使う」ということがなんとなく想像できます。

 

saysやlastを自分の中で使うようにする

そのままだと「そういうものなのね」という推測や自己満の中で話が完結してしまうので実際に使ってみる状況を考えます。

says

 book says "gun and ammo"

本に"銃と弾薬"って書いてある

poster says "50%"off

ポスターに50%オフって書いてある

 

last

last 10 minutes.Please wait

あと10分。ちょっとまって

last 3minutes!

あと3分!

 

私は文法的に正しいかどうかは別に、とりあえずはイメージとして自分の中で使えるかどうか?

それを上記の様に考えて実際口に出したりして試してみることにしています。

当然、ネイティブの知り合いがいる方は使えそうな機会をみて使ってみるのがベターでしょう。

 

まとめ

今回は私がジョークの英文を読んで、どのように英会話に応用するかの実例を出して紹介しました。

あまり力を入れず、リラックスして読んでいるだけで自分にとって知らない情報が違和感なく入ってくるのでおすすめの方法です。

英会話のレッスンにいく時間がない方

英会話のレッスンにそこまでお金をかけられない方

特にそういったには安上がりで効果的なのでお勧めです。是非ためしてみて下さい。

こんなことならもっと英会話を早くはじめていればよかった 前向きに英会話をはじめられる方法とは?

英会話を今更はじめても・・・
と思っていらっしゃる方は案外、多いのではないでしょうか?

私も英会話をはじめる前は、全く同じ考えが常に頭にあってイマイチ踏み切れずにいました。
というのも、

幼少期のころから英会話をはじめないとネイティブの様に話せるようにならない

という漠然とした「絶対に辿りつけない境地」というか、「すでに限界をみせつけられている」という考えがあって、今からやっても無駄じゃん?ネイティブの様にはなれないんでしょ?というのがあったからです。

しかし、英会話ができるようになった今、この考え方はあまり意味がないと思うようになってきました。世間一般ではネイティブの様になることがよい、とされていますが私は「できるんならそれでいいけど、足かせになるようなら無視してもいい」という様に考えています。

今日は普段私たちが考えている英会話の「思い込み」についてお話しようと思います。

案外心配していたことはどうでもよくなる

こういってはなんですが英会話をする前に心配していたことは、大体英会話の最中は重要ではなくなります。一般的な例で言うと発音とかアクセントでしょうか。

話すことにいっぱいいっぱいで、そういった細かい点まで気にしているヒマがない、という状態ですよね(笑)旅行で色んなことを想定して色んな荷物持って行ったけど、ほとんど使わなかったというのと似ているかもしれません。

私も英会話をはじめる前までは「ネイティブの発音」だとかをすごく気にしてあーでもこーでもないと想像したりして色々と考えていましたが、実際にネイティブを前にして話し始めるとそういった事前準備はどこへやら。

最初は気のせいかな?と思っていたのですが、何回かネイティブと会って英会話を続けていく内に確信となっていきました。

この時、もっと早く英会話をはじめていればよかったと思ったことは間違いないですが、後悔よりも前向きな感想だったことをはっきり覚えています。

もっと早く知っておきたかった「決算書」の読み方

 

英会話を一度体験すると普段考えていたこととの違いに驚かされます

そもそも僕らの日本語って結構グサグサじゃない?

母親から怪しい日本語のメールが届き、「一体全体うちの母親は何がいいたいんだ?」と首を傾げている時にふと

「誰もうちの母親に対して日本語が不自由だと言わない」
といことが頭に浮かびました。
もしかしたら「母さん、あのメールの日本語おかしいよ(笑)」と電話やメールで言うかもしれませんが深刻に
きちんと中学の国語からやり直したほうが・・・とか学生の時国語の成績悪かった?
といったことは言わないと思います。
ですが、こと英語になると「学校では英語の成績は云々」「発音はこうでないといけない」「文法はこうでないいけない」とかなり自由度というか、間違えてはいけないようになっていると思います。
そんなことを考えているうちに、
あー別に英語つったって国や地域によって色々あるだろうし、「正しい」ってことにそこまでこだわる必要はないかもな
そんな風な思いにたどりつくようになりました。 

正しいFUCKの使い方-学校では教えてくれない、取扱注意のFuck、Shit、Damn、Hellを使った99フレーズ (TWJ books)

 

 

FUCKの正しい使い方は知りたい・・・(笑)

 

完璧な英語を最初から諦める

正しい英語っていうものはないのかもしれない、そんな風に考えているうちに最初の頃気になっていた「幼少期に英語を学ばないとどんなにがんばってもネイティブの様になれない」といことはそんなに重要なことではないかもしれない、と思うようになっていきました。

むしろ、なんでそこまでしてネイティブを目指すの?通じればいいじゃんという考え方に変わっていったことを今でも覚えています。

間違えること、完璧な英語というものを目指さなくてもいいと思い始めた頃から、思いっきり英会話に没頭できるようになりその時から加速度的に英会話の実力がついていきました。

できない自分の敵はこんなところに!?完璧主義よ、さようなら

 

結局、完璧なんてないんですよね

まとめ

今回は、英会話学習の際に足かせとなっている考え方の話をしました。

頭のなかで考えている「◯◯だから☓☓に違いない」というのはいかにも整合性がとれていて、全てそうである様に思えてしまいます。

しかし、実際に自分がその場にたつと全く考えていたことと異なることを考えるということはよくあります。

英会話はまさにその最たる例ではないでしょうか。今回はそういったことで二の足を踏んでいる方に一歩踏み出して頂ければと思い執筆しました。

 

 

今年こそ英会話を勉強するぞ!三日坊主にならない継続できる英会話勉強法とは!?

英会話は好きなテーマだけ選んでいれば自然と身につく

そんな風に考えていた時期が僕にもありました。英会話イメージリンク編集部の今井です。

英会話も学校の授業の様に誰かが選んだものではなく、自分の好きなテーマでやってみると飽きずに長続きするからオススメだよ、長続きするよ、というのはこのブログでも何回か取り上げてきました。

しかしそれだけでは難しい、ということを最近身を持って実感しました。

というのも英会話の記事とは少し話がズレますが、ワタクシ字が汚いので最近硬筆の習い事をはじめました。それでびっくりするほど長続きしないんです。別に嫌いではないし、自らすすんで選んだんですがどうにも継続できない。まるでダメです。

「まずは形から」ということで高い紙と筆記用具を揃え、毎日たった10文字だけお手本を参考に書くのですが、色んな理由をつけてその時間をつくることができないんですよね。

なんかおっくうなんですよ。(高級な)紙を用意して、(高級な)筆記具を持って、集中して「さあやるぞ」って書き始めるっていう動作にすごくエネルギーがいる。日常生活の一部ではないのではじめるのに覚悟がいるんです。しかも、誰からか強制されているわけでもないのでサボろうと思えばいくらでもサボれる

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練習中・・・

今は辞めないように半分意地のようにギリギリのラインで練習していますが、いつ辞めてしまうのか自分でもヒヤヒヤしています。

この経験を通して、自分が紹介していた「英会話学習を長続きさせる方法」はまだまだ不親切だなということに気が付きました。さて、前置きが長くなってしまいましたが今回はそんなワタクシの気付きと経験を元にした改訂版・英会話を長続きさせる方法をご紹介します。2016年の目標は英会話、という方は是非ご参考にドウゾ!

身近な知人と英会話をはじめる

今回の記事で一番言いたいことはこれです。頻繁に顔合わせする人ほどよいです。

私も硬筆の練習で実感しましたが、相方がいないとやっぱり継続は難しいですよね。

英会話教室に直接乗り込むという手もありますが、結構初心者にはハードル高めではないでしょうか。それよりはご自身の周りで英会話に興味のある方を探してみてください。

周りには英会話に興味のある方が一人や二人は必ずいるはずです。そういう方に声をかけて週一でも、週二でもいいので一緒に英会話しようよというところまで約束をこぎつけて逃げられない状況をつくりだしましょう

私は英会話や硬筆以外にも色んなことを習いましたが、全て誰かを巻き込んでいました。うまくいくようになって楽しくなってくると一人でもできるようになるので他人を巻き込むというのはオススメです。

大人も知らない「本当の友だち」のつくり方 (こころライブラリー)

私の場合、他人を巻き込まずにはじめた習い事は大体、三日坊主で終わっています・・・

目先のことだけに集中する

英会話は特にそうですが英語が話せる人を見るとこんな風になるにはどれぐらい練習が必要なんだろうって思ってしまいませんか?

コツコツ練習すんのめんどーくせーな、とかやること一杯あるなぁとか色々考えてしまうと思います。

そんなときは先を見ることをやめて、取り敢えずは目先のことのみに集中しましょう。

私自身、英会話は殆どストレス無く話せるようになりましたが今になって思うと目先のことしか考えていなかったことがよかったのかな、と思うことがよくあります。

  • ネイティブを笑わせる
  • ネイティブが食いつく話題を提供する
  • 洋画をみて気になったところをネイティブに聞く

こんなことを自分の目標として定めて、それが出来るように色々工夫しているうちに気がついたら

  • 英単語
  • 文法
  • リスニング
  • 発音 

これらが出来るようになっていました。大きな目標もたてず、ただ淡々と自分が次にやりたいことをつくって、こなすだけ。それだけで英語が話せるようになっていました。

目標を「達成する人」と「達成しない人」の習慣 (アスカビジネス) 

目先のことだけやっていても案外できるようになります

好きなテーマを使う

これも本当に大切です。口を酸っぱくして何度でもいいます。

どんな参考書でも学習書でもいいですが、絶対に自分の興味がないものは選ばないでください。学校ではないので自分の好きなものを選んでいいんです。

私はミリタリー(軍事)が好きなので、そこから選んで英会話に組み込んで使っていました。軍事用語をピックアップして使ってみたり、戦争映画でのセリフをピックアップしてみたり、色々です。

 

  • Fire in the hole(爆破するぞ!)のholeって穴って意味だと思うんだけどどういう意味?火が穴にあるってどういうことよ?
  • Call of Dutyってどういう意味?(女性ネイティブに対し)
  • buzz killって空気読めてないっていうニュアンスかな?

などなど。

私の知人はマンガが好きなので、英訳されたマンガを読んで気に入ったフレーズを英会話に使っていたようです。よつばと!が簡単な英語で汎用性のある言い回しが多いそうです。

Yotsuba&!, Vol. 1 

マンガで英会話が勉強できるなんて夢のようですな

 まとめ

さて、どうだったでしょうか。継続は力なり、長続きさせることができれば誰でも英会話はできるようになります。

でもその間が大切なんですよね。本当に好きだったらほっておいてもやってるはず、という意見はよく聞きますが私はこの意見には半分賛同、半分反対の立場です。

やっぱり最初のうちは英会話もうまく出来ないだろうし、面白くないかもしれない。でも、それを乗り越えてネイティブと話せるようになると本当に楽しくて世界が広がります。しかし、その間は別に苦痛に満ちて無くてもいいんです。今回はそんなことをお伝えしたいと思い執筆しました。

【年末年始に英会話学習を始める方へ】約半数が脱落する最初の一ヶ月を乗り越えるための基本方針とオススメ教材

英語学習、続けられますか?

こんにちは!編集部の遠藤です。

年末年始は英語熱が高まる時期ですね。しかし、2月にはやめてしまっている方が多いのではないでしょうか?実際に編集部で調べたところ、一ヶ月以内に約半数もの人が脱落してしまっているのが実情です*1

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そこで今回は、脱落率の高い最初の一ヶ月を上手に乗り越える“3つのコツ”をお伝えします。

 

英会話学習のはじめにだれもが感じる疎外感とは?

私は英会話学習書などを執筆している関係でたくさんの方にヒアリングをしてきました。そのときによく耳にしたのが「レッスンで会話についていけなかった」、「参考書の解説がわからなかった」、「教材の物語に入り込めなかった」というものでした。

このような、近づこうと努力しているのに距離を縮められない感覚は「疎外感」と言ってもよいと思います。英会話学習の継続を妨げる最初の障害は、この「疎外感」なのです。

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疎外感を感じる理由1:日本語と英語は遠い言語

まず日本語と英語はそもそもお互いに遠い距離にある言葉で、「疎遠」なのはある意味仕方がありません。日本語話者にとって英語は習得の難しい言語であり、その逆もしかりということです。

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そんな英語を完璧にしようとすると、学ぶべきことが多すぎて普通の人であればすぐに容量オーバーになってしまいます。いわば、初心者が分厚い文法書をすべて理解していこうとするようなものです。

読み進めるにつれて範囲の広さに圧倒され、どれだけやってもキリがない感覚に襲われると思います。これは英語そのものに近づこうとすると必ず発生してしまうもので避けようがありません。そのため、そもそも英語を完璧にしようとはしないことがポイントになります。

 

疎外感を感じる理由2:漠然とした不安がある

これまでの挫折経験から英語に関してはセンシティブになっている方が多いのではないでしょうか。しかし、マーフィーの法則ではありませんが、また失敗するかもと思っていると、その通り失敗してしまうのが人間というものですよね。

このコンプレックスを逆手にとっている教材もあります。「日本人の英語はおかしい、ネイティブはこう言う」という類いのものです。一理あるように見えますが、「あれもおかしい、これもおかしい」では、読者は何を信じていいのかわからなくなり、最終的に英語難民か信者を生みだしてしまうだけです。

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教科書に記載されている英文がまったく正しくないなんてことはありえません。そのニュアンスをつかみきれていないから、実践したときに違和感がある使い方になっているだけです。細かい微調整をしてあげればよいだけで、これまで学んできた全てをちゃぶ台がえしする必要はないのです。

 

疎外感を感じる理由3:物語に入り込めない

英語で物語や会話を楽しもうと思っても、最初は英単語や英文法などわからないことだらけで、話の内容に入り込むどころかついていくことさえ難しいですよね。

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そこで提案したいのが、日本語で読んだことのある物語を「英語でも楽しむ」というものです。初めての内容を不慣れな英語で楽しむのは難しいことですが、既に入り込んだことのある内容であれば想像力でカバーできるようになります。何度も聞いているうちに、細かい英単語や英文法に引っかからずに物語を楽しめるようになります。

 

距離を縮めるときの3つのポイント

1、完璧にしようとしない

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2、いまの自分を信じる

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3、話の内容が描きやすい題材を選ぶ

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一ヶ月以上続けるための教材コンビネーション

以上の基本方針はわかったとしても、自分に合った教材を見つけるのは、なかなか難しいと思います。そこで私がこれまでに使ってきた教材や作った教材の中から、初心者が英会話学習を一ヶ月以上続けるための教材コンビネーションをご紹介します。

  • 肩の力を抜く『ずるいえいご』
  • 英文法をざっくり理解する『ハートで感じる英語塾 英語の5原則編』
  • 心構えから英文法まで一通りわかる『英会話イメージリンク習得法』
  • 英語に血を通わせる『ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100』
  • 自己啓発の一環として『Rich Dad Poor Dad(邦題:金持ち父さん貧乏父さん)』洋書kindle & audible

 

肩の力を抜く『ずるいえいご』(著:青木ゆか、ほしのゆみ)

ずるいえいご

ずるいえいご

 

『ずるいえいご』はこれまでに何度も英会話で挫折したことのある人には、ぜひとも読んでおいてほしい一冊です。本の前半部分だけでかまいません。中盤以降の言い換え練習はストレスになると思うので無視してください。

前半部分も漫画部分が多いので10分ほどで読めると思います。ざっと読んでおくことで、肩の力をうまく抜けるようになって、最終的に英語学習を長く続けられるようになると思います。

 

英文法をざっくり理解する「ハートで感じる英語塾 英語の5原則編」(著:大西泰斗、ポール・マクベイ)

ハートで感じる英語塾 英語の5原則編―NHK新3か月トピック英会話 (語学シリーズ NHK新3か月トピック英会話)

ハートで感じる英語塾 英語の5原則編―NHK新3か月トピック英会話 (語学シリーズ NHK新3か月トピック英会話)

 

英文法がゼロの状態では、やはり厳しいものがあります。しかし、多くの英文法参考書は緩すぎるか硬すぎるかで、英語にご無沙汰していた人には、あまり適していません。

そのなかで『ハートで感じる英語塾』はちょうどいいレベル感で、話の導入の仕方も英文法書のなかではピカ一です。すべてちゃんと読み込むというよりは、さーっと読み流して、ざっくりと捉えるようにすることをおすすめします。わからないところは、いまはわからないであって、いつかはわかるようになると思います。焦らずにサラッと読んでみてください。

 

心構えから英文法まで一通りわかる『英会話イメージリンク習得法』(著:遠藤雅義、英文監修:Victoria Bloyer)

英会話イメージリンク習得法―英会話教室に行く前に身につけておきたいネイティブ発想

英会話イメージリンク習得法―英会話教室に行く前に身につけておきたいネイティブ発想

 

『ずるいえいご』(心構え)と『ハートで感じる英語塾』(英文法)を合わせた領域をカバーしているのが、『英会話イメージリンク習得法』です。

心構えの部分は、漫画ではないので少々堅くなっていますが、考え方が主体の『ずるいえいご』に比べると、『英会話イメージリンク習得法』のほうが実際の学習シーンまで踏み込んだ内容になっています。

英文法については、『ハートで感じる英語塾』が既存の英文法から気持ちをどう感じ取るかというアプローチなのに対して、『英会話イメージリンク習得法』では英文の裏側にある自然な感覚をまず説明して、それが英文法の何に当たるのかというアプローチを取っています。突然、規則が上から降ってくる英文法に違和感がある方には『英会話イメージリンク習得法』をおすすめします。

 

英語に血を通わせる『ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100』(著:スティーブ・ソレイシィ、ロビン・ソレイシィ)

CD付 ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100 (スティーブ・ソレイシィの英会話シリーズ)

CD付 ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100 (スティーブ・ソレイシィの英会話シリーズ)

 

この本は、ネイティブの側から英語の感覚を説明した本です。子どものときに使う言葉を取り上げていて、日本人の私たちにとっても想像しやすい状況ばかりです。読み進めていて「へぇー、そうだったんだ!」と唸ることも多いと思います。

なお、この類のネイティブ本はたくさん出ていますが、スティーブさんの本は日本人英語をむやみに叩くような形式になっておらず、バランスが良いのでおすすめです。一気に読み通すのではなく、気が向いたときにパラパラとページをめくれば良いと思います。

 

自己啓発の一環として『Rich Dad Poor Dad』(著:Robert T. Kiyosaki)kindle & audible

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英語学習においては「英語でも楽しめる題材」を見つけるのが一番難しいところです。そういう題材が見つかってしまえば、英語学習の大半は成功したと言ってもよいと思います。

私が『金持ち父さん貧乏父さん』を使っている理由は、英語学習というよりも、自分がまだ上手くできていない考え方に気づけるからです。(以下は気に入っている一節です)

人生はそうやってきみをつつくたびにこう言っているんだ。『ほら、目を覚ませよ!きみに学んでもらいたいことがあるんだよ』ってね。

Each push is life saying*2, 'Wake up. There's something I want you to learn.'

何かが足りないとか何かが必要だと感じたときには、まず、それを人に与えることだ。そうすればあとになって、二倍にも三倍にもなって返ってくる。このことはお金、ほほえみ、愛情、友情などいろいろなことに当てはまる。

Whenever you feel short*3 or in need of something, give what you want first and it will come back in buckets*4.That is true for money, a smile, love, or friendship.

私の使い方ですが、たいていお風呂や通勤中にスマホアプリ「audible」で英語音声を聞いています。どうしても気になったら、スマホアプリ「kindle」を立ち上げて英文を確認しています。

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 ※『Rich Dad Poor Dad』の英語音声はaudible.comでしか購入できないため、親会社であるamazon.com(米国アマゾン)のアカウントを取得する必要があります。詳しい方法などはこちらのサイトなどをご参照ください。なお、月額○ドルという申込形態もありますが、私はその都度支払うタイプで登録しています。

 

私は「英語学習で良い教材ない?」と聞かれたときに、よく『Rich Dad Poor Dad』をおすすめしていますが、その理由は以下の三点です。

  • ベストセラーなので、日本語版を既に読んだことのある方が多い。
  • 英文はわかりやすく、音声もかなりゆっくりのペースになっている。
  • 本の最初の部分は子ども時代の物語なので、情景をイメージしやすい。

実際に試してみる場合は、次のステップでやってみると良いと思います。

  1. 日本語版「金持ち父さん貧乏父さん」をざっと読む。
  2. まずaudibleを一回聞き流す。
  3. 二回目にaudibleを聞き流しながら、kindleで気になった英文を確認する。
    このとき音声のペースを主とします。kindleですべての英文を読んでいこうとすると、時間ばかりかかって面白くないのでおすすめしません。(そもそも、音声とスクリプトは完全に対応していません)
  4. 三回目以降はaudibleだけをずっと聞き流す。気に入った言葉はkindleで確認する。

 

英語学習の最初の一ヶ月は気持ちの上でアップダウンの激しい一ヶ月でもあります。そのため、受身でも続けられるものを用意しておくことがポイントです。

ここでは洋書『Rich Dad Poor Dad』を例に挙げましたが、洋画でもジブリの英語翻訳版でもいいと思います。みなさんにとってお気に入りの本や映画などを探してみてください。

 

まとめ

英語・英会話の習得は長い道のりです。しかし、その道のりは辛く厳しいものでなければいけないなんて決まりはありません。ぜひ、あなたに親身になって寄り添ってくれる教材やサービスを探していただければと思います。

*1:英会話教材は46%オンライン英会話は57%が一ヶ月以内に脱落

*2:倒置されていますが、細かい文法は無視して「何か言っているんだな」くらいで受け取るようにします

*3:short は「短い」→「足りない」のイメージ派生。short の意味がわからなくても、次に出てくる need だけを拾ってもOK。このような言い換えをしてくれているのも、初心者にとってはありがたいですね

*4:bucket は「バケツ」、複数形 buckets で「一杯」のイメージ

ネイティブと心の通った楽しい英会話がしたい!そんな方に知っておいて欲しい心構えとは!?

ネイティブとの英会話で同じ様なテーマの会話だけでは、中々盛り上がることはできない。

何を今更、と言われてしまいそうです。しかし、一度英会話というテーマに入ってしまうと、どうしてもそのあたりに気づけなくなってしまう方が沢山います。私もその中のひとりで、当初はそのことに気づけずにいたためネイティブとの会話も盛り上がりに欠けていました。

こんにちは、英会話イメージリンク編集部の今井です。 

武術の話だけしたって盛り上がらない

私が英会話をはじめたころ、武術という共通の話題を通じて知り合ったネイティブA(以下A)とはいつも(カタコトの)英語で武術の話「だけ」をしていました。

これはAも武術の話が好きだろうという前提があったからです。今になって思えば武術の話しかしない自分に付き合ってくれたAは相当忍耐強ったんだろうな、と思うフシが多々あります。

そんな武術の話しかしなかった私ですが、ある時ちょっとした転機がありました。Aのところに別のネイティブB(以下B)がやってきて暫くAとBの二人で雑談をしていたのですが、明らかにAはBのときの会話の方が楽しそうだったのです。

当時私は英会話初心者だったので会話の詳細まではわかりませんでしたが、Bとは他愛のないことで笑い合っていることは理解できました。

Aとは知り合って一ヶ月以上過ぎた頃でしたがAはBと会話する時はこんな笑い方をするんだ、こんなリアクションをするんだ、と新たな一面を見ることができた一方で少し置き去りにされたような疎外感も感じました

その時、私はもっとAと仲よくなってBのように馬鹿な話をして一緒に笑いたい

と強く思うようになりました。また、私は英語を話すことに精一杯でそこまで頭が回らず、むしろAは武術好きなので武術の話だけしていれば大丈夫だと考えていたフシもあったことにも気が付きました。

日本人同士ならそんなことは絶対考えないのですが、今にすればどうも英会話に集中しすぎていたのかもしれませんし、ネイティブをきちんと人として見れていなかったようにも思えます。

共通のテーマを考える

ネイティブとももっと面白い話をして盛り上がりたい!

そこから少しずつ武術以外でAと笑って会話するために必要な共通の話題はなんだろう?ということを考えはじめました。

小難しいことも考えたりもしましたが、結局最初は自分が25年以上生きてきて((当時は25歳前後でした))、自然と気になっていた英語や彼らの文化への疑問をぶつけてみればいいじゃん、ということに落ち着きました

例えば

  • アメリカ人っていつもハンバーガーとピザばっか食べてるの?
  • フルハウスっていうドラマではみんな靴を脱がずにそのままベッドに寝転がってたけど本当なの?だとしたら犬のウンコ踏んだ後とかどうしてんの?
  • 英語の歌ってネイティブは全部聞き取れてるの?(ずいぶん前に洋楽でリスニングの勉強しようとして全く聞き取れずギブアップしたことがあるので)

などです。

 

国旗 USA アメリカ 合衆国 大サイズ(150×90cm) 星条旗

USA!USA!

ピックアップした疑問の中には自分でも「我ながらアホなこと考えてるなあ」というものあって、ネイティブに「コイツ大丈夫か」と呆れられてしまう可能性もあったのですが、それでも共通の話題をとりたかったので勇気を出して色々と聞いてみることにしました。

しかし、自分の持っている疑問を率直にネイティブに聞いてみると、自分が考えていた悩みとは裏腹に面白いことがわかる様になってきました。

それはネイティブにも自分たちが日本人にどう思われているか知りたがっているということや日本人に聞きたいけど馬鹿にされそうで聞けないというものがある、ということです。

特にアメリカ人は個人主義で周りからどう思われても気にしない、というイメージがあったのですが、それは違って個人差はあるといえど周りからどう思われているかは気になるようでした。

例えばAの場合「アメリカ人はハンバーガーばかり食べているのか」という質問に対し「やっぱりアメリカ人はカウボーイハットを被って、HAHAHA!と笑いながらハンバーガーを食べてるイメージなのかな?」と言ったりしていました。

そして私がこういった質問をするようになると、Aの方もポツポツと「笑わないんで欲しいんだけど、日本人って朝ごはんってなに食べるの?」とか、「ランドセルって俺が使うと変かな?お洒落で使ってみたいんだけど日本人から見たらランドセル使ってるアメリカ人ってどう?」など中々他の日本人には聞けないような質問もしてくれるようになってくれました。

このあたりから、Aと私は急速に仲が良くなっていったような気がします。このあとは、前よりもAとはぐっと砕けた雰囲気で英会話をできるようになったし、なにより英会話がすごく楽しくなりました。

それ以降突然英会話力が伸びた、という話はないのですが、英語会話自体を楽しいと感じられるようになったのです。この時、はじめて私の中で英会話が「勉強しなければならないもの」から「楽しむもの」というものに変わりました。

英会話をつまらないと感じている方、是非こんな方法もあるのだと頭の片隅にでもおいておいて下さい。

 最後に、自分が当時考えていたネイティブへの質問をいくつかピックアップしておきます。

  • 英語にも方言ってあるの?
  • 日本語って向こう(アメリカ)では需要あるの?
  • 日本人の男ってアメリカでモテる?
  • 黒帯って男らしいステータスの一つらしいけど、ホント?