英会話学習をしているときの疎外感に関する調査
こんにちは。英会話イメージリンク編集部です。
先日、ランサーズで英会話学習をしているときの意識についてアンケート調査を行いました。本日はその結果をご報告いたします。
【設問1】英会話の学習経験のある方へ質問です。あなたが英会話学習をしているときに「疎外感」を感じたことがありますか?(後述の設問2、設問3も参照したうえで、ご回答ください)
選択肢 | 件数 | 比率 |
---|---|---|
疎外感を感じたことがある | 161 | 64.4% |
疎外感を感じたことはない | 89 | 35.6% |
合計 | 250 | 100% |
【設問2】参考書に書いてある内容や英会話講師の言っている内容を何とか理解しようと努力しても、置いてきぼりになってしまったことはありますか?
選択肢 | 件数 | 比率 |
---|---|---|
置いてきぼりになったことがある | 195 | 78.0% |
置いてきぼりになったことはない | 55 | 22.0% |
合計 | 250 | 100% |
【設問3】参考書に書いてある内容や英会話講師の言っている内容自体が遠い世界の話のようで現実感がないと感じたことはありますか?
選択肢 | 件数 | 比率 |
---|---|---|
現実感がないと感じたことがある | 155 | 62.0% |
現実感がないと感じたことはない | 95 | 38.0% |
合計 | 250 | 100% |
【設問4】参考書の内容や講師の話す内容が、英会話学習の継続に及ぼす影響度合いについて5段階評価で教えて下さい。(感覚値で構いません)
選択肢 | 件数 | 比率 |
---|---|---|
継続に大いに影響があると思う | 65 | 26.0% |
継続に影響があると思う | 159 | 63.6% |
どちらとも言えない | 19 | 7.6% |
継続に影響はないと思う | 6 | 2.4% |
継続にまったく影響はないと思う | 1 | 0.4% |
合計 | 250 | 100% |
オンライン英会話の継続期間に関する調査結果
オンライン英会話はどれくらい継続されているのか?
こんにちは!編集部の遠藤です。
昨年の「英会話教材の継続期間に関する調査」に続いて、オンライン英会話でも継続期間について調査してみました。昨年と同じくランサーズでアンケートを取っています。
設問 |
件数 |
比率 |
申し込んだが、一度も利用せずにやめてしまった |
18 |
16.2% |
3日以内にやめてしまった |
7 |
6.3% |
1週間以内にやめてしまった |
5 |
4.5% |
1ヶ月以内にやめてしまった |
33 |
29.7% |
3ヶ月以内にやめてしまった |
30 |
27.0% |
3ヶ月以上続けられた |
18 |
16.2% |
合計 |
111 |
100% |
最初の1週間で4人に1人が脱落
- 1週間以内に合計27.0%(4人に1人)がやめてしまう。
- 1ヶ月以内に合計56.8%(半数)がやめてしまう。
- 3ヶ月以内に合計83.8%がやめてしまう。
オンライン英会話においても1週間、1ヶ月、3か月で1/4ずつ脱落していく感じで捉えてよいかと思います。1ヶ月でやめる人が多いのは、契約単位が1ヶ月になっているからでしょう。全体的には、英会話教材より脱落率が総じて高いことが特徴です。
特に高いのは「申し込んだが、一度も利用せずにやめてしまった」人の比率です。おそらくは以下のような理由によるのだろうと思っています(ちゃんとしたデータは取っていないので、私個人の経験に基づくものですが…)
- ウェブカメラやSkypeの設定で挫折してしまう。
- 外国人相手に直接やり取りするため、意図が通じなかったらどうしたらいいんだろうと不安がある。
- 講師として誰を選んだらいいのかわからない。
特に問題は「講師として誰を選べばよいのかわからない」ところではないかと思います。申込まで進んでいるので、ユーザとしてもSkypeの設定や外国人とのやり取りは織り込み済みでしょう。そのため実際に講師を選ぶときに脱落しているのではないかと推察しています。
つまり、オンライン英会話では講師の数をたくさん揃えてくれていますが、初心者にとっては多様な選択肢を与えられることで、逆に動けなくなってしまっているのかもしれないということですね。
なんにせよ気軽に始められるオンライン英会話ですが、ユーザが最初のステップを越えられていないことは確かなようです。
しかし、英会話教材とオンライン英会話の継続期間の調査結果がここまで似通ったものになったのには他の理由もありそうですね。編集部としても、もう少し別の要因がないか考えてみようと思います。
日本人は英語の発音にこだわりすぎ!?発音はあまり重要でない英会話のホント
ネイティブの発音を習得するのはすごく大切。そんなことを考える日本人の方が多いのか色んなところでネイティブの発音になるためには・・・
という方法論や教育論を聞きます。こんにちは英会話イメージリンク編集部の今井です。
しかし、発音ってそんなに大切なんでしょうか?発音がうまくできないと英会話はできないのでしょうか?
結論から言いますと、答えは"NO"です。発音にそこまでこだわる必要はありません。
そこで今回は英会話においてどうして発音にこだわる必要がないのか?そんなテーマについてお話します。
ネイティブの英語の発音はカッコいい
私はハリウッド映画の影響をモロに受けていたのでネイティブのカッコいい発音にはすごく憧れを持っていましたし、その反動で自分の英語の発音にはすごくコンプレックスを持っていました。
どうがんばってみても自分の英語の発音は「ネイティブっぽく」ないのです。
なんか違う、という感覚はあるのですが直す方法もわからないのでどうやっても自分の思い描くネイティブの発音にはならないのです。
そんな悩みを抱えていたある日、たまたま私の英語を聞いていた両親が(全く英語は話せません)
「あんたの英語は日本語英語だよね」
と追い打ちをかけるようなことを言ってきたのです。この日本語英語というのは「日本人が話す発音の英語」という意味だったのですが、実際に他人に指摘されると結構なショックでした。
また、がんばっている自分にしたり顔でエラソーなことを言ってきた両親にむかっ腹がたったのも事実です。
そして「ネイティブの様な発音になりたい」という気持ちと「どうやったらネイティブの様な発音になれるのだろう」というジレンマを抱えたまま英会話を続けて何ヶ月か経った時のことです。友人のネイティブから衝撃的な一言が発せられました。
今井の英語って日本語訛りでカッコいいよな
最初は冗談だと思ったのですが、ネイティブの感じからしてどうやら本気っぽいのです。
今井(以下今)「いやーでもこっちからするとネイティブの正しい発音ってのに憧れるわけよ」
ネイティブ(以下ネ)「いやいや、そもそも正しい発音ってなんだ?」
今「どういうこと?君らの英語の発音が正しくない?」
ネ「それは違うよ。日本語の発音ってどの地域も同じ?」
今「あ!」
ネ「でしょ?英語も同じなんだよ。アメリカでも南部は特に訛ってると言われるし、ニューヨーカーはニューヨーカーで独自の発音を持ってる」
今「関西弁とか京都弁みたいなもんか」
ネ「そうそう。でもどれも英語だし正しいんだよ。東北地方の方言はすごくキツいらしいけど、それは日本語じゃないって言えるかい?」
今「言われてみればイギリス英語、アメリカ英語、オーストラリア英語、カナダ英語があるって言うね。あまり実感はできないけど・・・」
ネ「国によって発音は違う。だから、逆に言うと日本語英語ってのもあっていいわけだよ。確かに俺らからすると君らの英語は英語が母国語ではないってわかるけどそれがどうだって言うんだ」
今「うーん」
ネ「俺からするとお前の日本語英語ってなんかお洒落でカッコいいんだよ。よく日本人はネイティブの発音がとかいうけど、そういう意見があってもいいだろ?」
こともあろうにこの友人のネイティブは日本語なまりの英語があってもそれは間違っていない
と言ってのけたのです。しかし、その発言には不思議と説得力がありました。
映画ブラックホークダウンにでてくる兵士の台詞を英語で覚えたものでした
英会話の場では発音なんてかまっていられない
ネイティブにあまり発音は気にしなくていい、と言ってもらった後は随分と楽になったような気がしました。案外、正しい発音というのは日本人が一方的に思い込んでいるだけなのかもしれない
そんなことを思いはじめ発音という重荷から徐々に解放されていった私は、英会話に集中できるようになってあることに気づくようになりました。それは
英会話の現場では発音なんて気にしていられない
ということです。自室でくつろいで辞書を広げているときなど、落ち着いた状態では一つ一つの英単語を拾い上げて「発音」に注目できますし悩んだりもできます。ですが、次から次へと英単語が出てくる英会話の場ではいちいち「あの発音はどうだったあーだった」なんて考えていられないのです。
英単語の「lightとright」の発音の違いを日本人はできない。だから◯◯したほうがよい
といった意見はよく耳にします。しかし、英会話の中ではこういった発音も些細な問題となってしまいます。
そもそも発音が違ったとしても会話の中で"light"と"right"を間違えるネイティブの方がよっぽどどうかしているということに気づきました。
ネイティブだってロボットじゃないのでわかってくれます
自分のできる範囲で発音すればよい
発音が難しいと感じたら今、自分ができる発音で全く問題ありません。正しい発音でないと通じないというのは一見正しい様に聞こえますがほとんど机上の空論だと思ってもらってもよいでしょう。
まずは自分が言える発音の状態で全く問題ありません。英会話はそこからはじめてみましょう。なにがなんでも「正しい発音」と考えるのではなく、自分の今の発音で大丈夫だ
という自信を持っていただいてOKです。
面白いことに、英会話に慣れてきた人たちと発音の話題がでると殆どの人が「発音って適当でも通じる」という結論に達しています。
しかし、その一方で殆どの方が英会話をはじめた当初は「正しい発音」というところでつまずいていることもわかりました。それほど「正しい発音」という呪縛は強いのです。
こだわらないのが一番の上達への近道なのかも
まとめ
今回は、英会話において発音はそこまで重視されないよ
という話をしました。発音は大切なのですが、私の周りの意見を聞くと「発音ができないと英会話は通じない」という考えがつよく信じられているように思います。
しかし、現実には私たち日本人が思っているほど発音は重視されることはありません。
まずは自分のできる範囲で結構です。ご自分の発音を是非体得して下さい。
つまらない英会話を次もやってみたいと思える英会話にする方法を知ってますか?
ネイティブが話す内容に興味ないときはどうしてた?
最近英会話教室にいきはじめた知人に上記の様な相談を受けました。
こんにちは英会話イメージリンク編集部の今井です。
知人の趣味は釣りなのですが、英会話教室ネイティブの趣味は写真撮影らしく全くといっていいほど話が噛み合わないのだそうです。
向こうは仕事でもあるので話は合わせてくれるものの、趣味が違いすぎるということ、知人の英会話の実力がまだまだであるということとなどが原因でイマイチ盛り上がりに欠けるようです。沈黙もあるようで
「学びがあるのならまだしも収穫がないまま終わりそうだ」
そう友人は愚痴っていました。
実際私もネイティブと話が噛み合わず、苦労したことが何度かありました。そこで今回は私が経験した「つまらない話からネイティブから学ぶ方法」をご紹介します。
是非参考にしてみて下さい。
宗教の話は・・・
ちょうど私と仲のよかったアメリカ出身のネイティブ二人は「プロテスタント」と「カトリック」でした。しかし二人はそこまで熱心ではなく、たまたま自分の住んでいた地域が「プロテスタント」と「カトリック」というぐらいのものだったようです。
そのためかそれが理由でお互いに仲違いをしたり、言い合いになることはなくむしろお互いに教えられた考え方の違いや自分の解釈についてよく熱心に話し合っていました。
しかし、たまらないのは私の方です。もともと私は宗教にあまり興味がないのでそちらの分野の知識に乏しく*1、更に宗教の話によく使われる英単語もわからないので完全にアウェイの状態でした。
日本人は本当に無神論者なのか気になっているネイティブは一杯います
つまらない話からでも自分が入り込めそうな話題を考える
ネイティブ二人が宗教の話をはじめたら内容はわからなくても、そういう話をしはじめた、ということはわかったのであーあ、はじまっちゃったよという感じで嵐が過ぎ去るまで待つ様な心境で「早く終われよ」といつも思っていました。
しかしある時、
- ネイティブって仏教のことどう思ってるんだろう?
- アメリカでの仏教ってどんな感じ?
- 日本人のクリスマスってどう思ってる?
と宗教とは無縁だと思っていた自分にとって「聞いてみたい」ことがふと頭をよぎったので、盛り上がっている二人の間に割って入りたどたどしい英語で聞いてみました。
- What do you think about buddhism?
- How about buddhism in America?
- What do you think about Japanese Christmas?
すると、ネイティブたちは一瞬会話を止めて、待ってましたとばかりに真面目に答えてくれたのです。
宗教の話をしたいネイティブは多い
ネイティブはこちらにわかってもらうために説明してくれる
一方的に教えてもらうということは友人同士ならなおさら、先生-生徒という関係であったとしても引け目を感じてしまいますが、前述のようにネイティブの琴線に触れる質問の場合、ネイティブは「どうしても伝えたい」という気持ちになって熱心に教えてくれることがわかりました。
毎回、この単語ってどういう意味?と聞くことで会話を止めることは面倒ですし気が引けますが、ネイティブが「説明したい」と思うような質問をした場合、そういった質問でも熱心に教えてくれます。私の場合、彼らがよく使う単語で
- atheist
- religion
この2つが全くわからなかったので思い切って聞いてみると
「"atheist"はキリスト教も信じず、仏教も信じず、なにも信じない人」
という説明をしてくれたのでそこから「無神論者」という意味で、
「"religion"は君は仏教だろ?私はプロテスタントだ。あいつはカトリックだ」と説明してくれたので「宗教」という意味だとわかりました。
このように、本来ならいちいち聞くなよと思われるような質問でも、ネイティブが「説明したい」と思ってくれれば簡単に聞けるということがわかりました。
説明させてくれ!という気持ちありますよね。それをネイティブに持ってもらいます
向こうも聞きたいことを聞いてくる
こちらの質問に答えてくれた後は向こうもこっちに聞きたかったことを聞いてきてくれます。私の場合、
- 日本人はキリスト教のことをどう思っているのか
- プロテスタントとカトリックの違いの説明はできるか
- どうして日本人はクリスマスではなくクリスマス・イブを重視するのか
などを質問されました。当然こちらも聞かれたので「説明しよう」という気持ちになってあらゆる表現を使って説明しようとしましたし、場合によっては自分で勉強して日にちをあけてネイティブに伝える様なこともしていました。
何回かそういったことを繰り返していくと不思議とネイティブの話す「宗教の話」の内容がだんだんと英会話の実力含めわかってくる様になったのです。
英会話学習者はエスパーだった・・・?
まとめ
今回はアウェイ感のある会話にどうやって自分を巻き込んでいくか、という方法をご紹介しました。
ネイティブも日本人に聞きたいことがあるけど「どのタイミングで聞こう」とずっと心の中に秘めていることが案外、あります。
こちらからそういった場をつくることでネイティブとの関係を更に深く、そして英会話の実力をあげることができるようになります。
少しハードルが高い様に聞こえますが、「今の実力で英会話を話そうとする」というは英会話をマスターする上で重要な経験だと思うので是非トライしてみて下さい。
*1:今でもありません
毎日新聞の読書週間企画に『英会話イメージリンク習得法』の協賛広告を出しました
毎日新聞が2015年10月26日から11月8日まで実施している読書週間企画『地方・小出版 良書連合企画』に書籍『英会話イメージリンク習得法』の協賛広告を出しました。
この企画は八重洲ブックセンター(東京)とも連動しており、店頭で企画に協賛している書籍が展示されております。
お近くにお立ち寄りの際はぜひ足を運んでいただければと思います。(編集部)
追記
2015年10月26日(月)の毎日新聞朝刊(全国版)にも掲載されております。
英会話に近道なし!? ネイティブと話すときに意識するべき3つのこと
英会話で置いてきぼりにされる・・・
最近友人がはじめたフットサルの練習チームにネイティブがいたそうです。練習を通して顔見知りになり、練習後の軽い食事にも誘われる様になったそうですがそのネイティブ、全く日本語が話せません。
英語が話せるチームメイトを介して最初はなんとか会話に入れるのですが、徐々に会話が弾んでくると置いてきぼりになり、寂しい思いをしているようです。どうにかして英会話ができる様になりたい。でも話の輪から外れてしまう。
そんな時にどうすれば会話の輪から外れず、英会話を上達させることができるのでしょうか?今回はそんな寂しさから抜け出す方法を私の実体験を元にお伝えします。
ネイティブの言ってることをとりあえず聞く
最初はネイティブの言っていることが全くわからないと思います。特に冒頭の知人の様に、英語が話せる日本人が周りにいると自分だけ置いてきぼりを食っている様なつまらない気分になるかもしれません。
私もネイティブと仲良くなって食事に行くようになったころ、他の知らないネイティブも食事についてきて、割り込みの様な形でネイティブ同士で会話を進められたこともありました。
しかし、そのわからない会話の中でも少しでも良いのでネイティブの言っていることを聞き取ろうとしたり、彼らの身振り手振りを見て会話の内容を「推測する」ことをしてみて下さい。最初は疲れると思うので5分でも、10分でもかまいません。
- 大まかな会話の内容
- 良い話か悪い話か
- 仕事の話か友人の話か
こういった一見英会話に関係のない部分からでOKです。まずは会話の「雰囲気」に慣れるようにしましょう。
英会話で雰囲気を理解することは重要です
自分のレベルを伝える
会話の雰囲気がわかってきたら、自分からネイティブに自分の会話のレベルをわかってもらうようにしましょう。話が全くわからなかったら「なんの話をしているの?」という質問だけでもOKです。
私も含め、日本人は「わからないこと」=「恥ずかしい」と思ってしまうので会話を理解しないなら黙っているのが最善の方法とついつい考えてしまいます。しかし一旦そういう立場をとってしまうとネイティブもこちらの英会話のレベルがわからないので勝手に「わかっているけど会話したくないから黙っている」という風に解釈してしまいます。
そうではなくて、わからないのならわからないという意志を伝えましょう。そうすることで相手にレベルを合わせてもらう準備をしてもらいます。
わからないなら「わからない」とハッキリ伝えましょう
自分のできる範囲で理解する
何度かネイティブに「何の話をしているのか?」という質問をぶつけるとネイティブもこちらの英会話のレベルがわかってきます。
そうなると大抵のネイティブはこちらのわかる範囲+アルファのレベルで会話をしてくれますし、「コイツの英会話のレベルはこれぐらいだ」という心構えができているので難しいテーマや英単語を使うと「今の内容は◯◯ということだよ」「今の英単語は◯◯という意味だよ」と噛み砕いてフォローしてくれます。こういったサポートをしてもらうことで徐々に自分のできる範囲が増えていきます。
大抵、英会話ができなかった・・・と肩を落としている英会話学習者の方は、まだ初心者なのに関わらずネイティブの全力の英会話に着いていこうとしていることが大半です。
日本人同士ですら、相手が大学生なら大学生の、高校生なら高校生のレベルに合わせて話します。まずはネイティブにこちらのレベルに合わせてもらうところからはじめましょう。
地道ですが、コツコツとやっていきましょう。必ずできるようになります
まとめ
今回は、自分が相手に合わせるのではなく相手(ネイティブ)に自分のレベルに合わせてもらうという方法をご紹介しました。ネイティブはエスパーではないので、こちらが何も伝えないと「わかっている」と考えてしまうことがよくあります。
そうではなく「自分はわからない」という意志を明確に示すことで相手に理解してもらい、こちらのレベルに合わせてもらうことが英会話の上達には必要不可欠です。
日本語はもう卒業!英会話をネイティブ並に話せる様になるための簡単4ステップ
英語を英語で理解するってどういう感覚?どうすればそんなこと出来るようになるの?
友人から受けた質問です。
こんにちは、英会話イメージリンク編集部の今井です。
英語を母国語である日本語を介さず理解する・・・
物凄く高度な能力の様に聞こえます。実際に私も英会話をはじめた時に、全く同じことを知り合いの通訳の方に対して思っていました。
「とてもじゃないけど自分には無理だ」
通訳の方が違う次元の人に見えてやる気が失せたのも事実です。
しかし一旦英会話をはじめてみると、英語を英語で理解するということはある程度慣れが必要ではあるものの考え方の違いで意外に簡単にできるということに気付きました。
そこで今回は、どうすれば英語を英語で理解出来るようになるのか?「テリブル」という英単語を例に私が実践した方法を実例を紹介します。
英単語がどういう状況で使われたか「大まかな」捉え方をする
友人のネイティブ(田舎出身)がはじめてトーキョーに行った時の話です。
電話で私がネイティブに「初めてのトーキョーはどうだい?」と笑いながら聞くと彼からの返事はシンプルで疲れたように
So many people...It's "テリブル"
というものでした。
私は「テリブル」という単語は初耳で、意味が全くわからなかったのですがネイティブの疲れたような話し方や田舎出身だということもあり、おおまかに「テリブル」は良くないイメージの英単語だと感じました。
もし皆さんが私の立場だったら「テリブル」をどう解釈しますか?
良くないイメージでしょうか、それとも良いイメージでしょうか?
わからない英単語が出てくるとついつい辞書や誰かのアドバイスに頼ろうとしてしまいますが、まずはわらないままで良いので「自分はこう思った」という予想をしておおまかに英単語のイメージを確認してみましょう。
トーキョー!トーキョー!
テリブルのイメージを更に深める
前述の状態ではまだ「テリブル」は良くないイメージの英単語、というざっくりとした解釈のままなので「テリブル」のイメージをもう少し具体的にするために、自分なりに「テリブル」がどんな状況で使えるのかを予想していきます。
- 悪い人を評価する時に使えるのか
- ひどい大雨の時に外をみながら使えるのか
- 嫌いな料理を表現する時に使えるのか
などです。
私の場合は「テリブル」を良くないイメージの英単語という予想をしているのでこのような例になりますが、良いイメージの英単語という予想をしたのなら
- 良い人を評価する時に使えるのか
- 良い天気の時に外を見ながら使えるのか
- 好きな料理を表現する時に使えるのか
このような予想になります。「テリブル」が使える環境を自分なりに設定することで「テリブル」に対するイメージを固めていきます。
予想が当たらなくったっていいんです。イチローですら打率4割はいかないのですから
自分の予想を元にイメージの確認をクリアにする
「テリブル」に関する自分なりのイメージが固まってきたらそれを色んな場面でアウトプットとして確認していきます。
- 英会話で使ってみる
- 映画の中で使われないか注目する
- 自分が使っている参考書に使われていないか探す
などなど。
私の場合ネイティブと話す機会が週に一度はあったので「テリブル」を前述の予想を元に使っていました。
ネイティブが近くにいる方なら実際に使ってみてネイティブの反応で更にイメージを深掘りして修正をかけていくことができますし、そうそう簡単にネイティブと話す機会なんてないよ!という方なら参考書や例文などで確認をしていきます。
修正・確認
実際に自分のイメージと予想を元にアウトプットをしてみて、そのズレや新たな発見を洗い出し、この繰り返しを何回か行うことで「テリブル」のイメージを洗練させていきます。「こうに違いない」という決め付けをせず、柔軟にイメージを変えていくことがコツです。
正しい・正しくないという感覚で英会話をすると疲れます
まとめ
今回は「テリブル」という英単語を元に、日本語を介さず理解するには
- 大まかなイメージの確定
- イメージの具体化
- イメージの確認
- イメージの修正
このような手順で行うという例を紹介しました。
「テリブル」という英単語を英語表記せず、カタカナ表記にしたのはスペルはあまり拘る必要が無いという割り切りからです。
正しいスペルというものを気にしだしてしまうと、辞書やインターネットで調べてしまい、ついでに日本語の意味まで調べてしまうのであくまでフワッとしたままで捉えて欲しいと思います。
最初は戸惑うかもしれませんが、何回かこなすうちにスペルがわからない、意味もよくわからないという英単語を自身の中に持つことに違和感を覚えなくなりますので是非、英語も日本語を介さずイメージで覚えてみて下さい。